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February 09, 2005

"硝子のハンマー"

硝子のハンマー
硝子のハンマー
posted with amazlet at 05.02.09
Author:貴志 祐介
Publisher:角川書店 (2004/04/21)
ISBN:4048735292
amazonおすすめ度の平均: 3.28
3 期待は大きかったが。。。
5 やっぱり貴志作品は面白い!
3

六本木のビルの最上階にある社長室で、介護サービス会社の社長が殺された。フロアに上がるエレベーターは暗証番号付き、ドアを映す監視カメラには何も写っておらず、密室状態。唯一、社長室への扉がある専務室にて仮眠中だった専務が容疑者となる。専務の弁護を担当することになった弁護士は、殺人現場の「密室」を切り崩すべく、防犯コンサルタントに協力を依頼する。

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夜更かしして一気読みしてしまいました(笑)。
弁護士とコンサルタントは、専務以外にも殺人が可能だったことを証明するため、いろいろな案を思いつき、それを検討するのですが、そのたびに欠点が判明してしまうのです。しかも、それぞれの密室崩し案が、「それだけでも密室のプロットしていけるんじゃない?」と思うほどよくできているのです!

最近読んだミステリーの中でも、かなりレベルが高いと思いますし、貴志 祐介=ホラーと思っている方にもおススメできると思います。

なのに、何故星が半分欠けてしまったか、なんですけれど・・・

(以下、ネタバレはありませんが、少し内容に触れますので、まっさらな状態で読みたい方は読まないでくださいね!)

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後半は、犯人が何故犯行に至ったか、という背景説明が多いのですが、それがいささか冗長な上に、それを読んでもなお、「殺人」に至った必然性に説得力がないからです。
あと、トリックも非常~によくできているのですが、いささか奇想天外なので(とはいっても、「実は家の屋根が外れる、とかいう古典的なヤツではありませんよ!)、その辺がちょっと残念だったのです。

それでも、一晩で読みきってしまう魅力は素晴らしいものです!久々の和書でしたが、満足度の高いものが読めてよかったです♪

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タイトル:硝子のハンマー 著者  :貴志祐介 出版社 :角川書店 読書期間:2005/03/04 - 2005/03/09 お勧め度:★★★★ [... [Read More]

Tracked on March 11, 2005 at 01:39 PM

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