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February 18, 2005

"生首に聞いてみろ"

生首に聞いてみろ
生首に聞いてみろ
posted with amazlet at 05.02.18
Author:法月 綸太郎
Publisher:角川書店 (2004/09)
ISBN:4048734741
amazonおすすめ度の平均: 3.69
5 新本格の真髄
3 2年連続2冠!
3 うーん。。。
私の評価:
4 探偵の方の綸太郎さん、しっかりして!

著名な彫刻家が最後に残した作品は、娘をモデルにしたものだった。その像から、首が切られて持ち去られた。娘を守るために捜査を依頼された法月 綸太郎だが、関わる人々それぞれに不審な点が見られ、やがて・・・

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2005年度版「このミス」1位の作品です。
個々のネタが非常に緻密に練られ、ラストに向かって一気にピースが組み合わさっていくのは非常に見事なのです。でも、それぞれのネタが割と小ネタで、派手さがないのですよね。物語全体には見事だと思いましたが、その辺があまり私好みではなかったのでちょっと減点かな・・・(他にも好みじゃないとこがあるんだけれど、ネタバレになるので伏せときます。)

あと、今まで何冊か読んだ法月 綸太郎ものに共通する気がするんだけれど、この人、探偵としてちょっと頼りないような・・・事件を依頼されているのに、目の前で事件が起きちゃったり、他のネタを追いかけていくうちに、肝心な惨劇を防げなかったり・・・事件が終わった後の推理は良いのだけれど、事件の最中がいささか「迷探偵」っぽいところがありますよね。そこがキャラとしての魅力といえば魅力なのかもしれないけれど、もうちょっとしっかりして欲しいです(笑)。

「このミス」ネタを連続で2冊紹介したけれど、私は「このミス」は読み物としてはとても面白いと思うのだけれど、そのランキング自体には100%信頼しているわけではありません。というのも、やっぱりマニアな方が選んでるので、一般読者の目線とは違うものがあるからです。正直言って、過去に「これがランキングしてるの?」と思ってしまう作品もあったし。(大体、最近の日本の作品って、やたら長すぎませんか?)
でも、「このミス」を読んで、ランクインしている作品を買っちゃうってことは、まんまと戦術にやられちゃってるってことかな~?

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