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March 16, 2005

"Angels & Demons"

Angels & Demons
Angels & Demons
posted with amazlet at 05.03.16
Author:Dan Brown
Publisher:Pocket Star (2001/07/01)
ISBN:0671027360
amazonおすすめ度の平均: 4.03
5 超意外な展開!!(☆o☆)
5 大型新人?登場ですね
5 ダ・ヴィンチコードよりよい

ジュネーブにある先端科学研究所で、物理学者が殺害された。その胸にはある秘密結社の烙印が押されており、その結社を研究する、ハーバードのLangdon教授がジュネーブへと呼ばれる。物理学者は壮大な研究をしており、その研究の中核となる危険物質が盗まれたのだ。水素爆弾以上の破壊力を持つ物質は、バチカンへ。Langdonと、殺害された学者の娘、Vittoriaは、物質の奪回のため、バチカンへと向かう。ところが、バチカンを襲っていた出来事は、危険物質だけではなかった・・・

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The Da Vinci Codeの著者、Dan Brownの第2作(これが処女作だと思ってたら、違いました)。Langdonはこの作品で初めて登場します。前から読みたかったのだけれど、きっと近々バーゲンにも出回るだろう!と思い、虎視眈々と狙っていたのです。狙い通り、バーゲンでゲット♪

プロット的には、私は「ダ・ヴィンチ・コード」より好みでした。犯人が事件を起こした理由も、「ダ・ヴィンチ」の方では、日本人の知識とはかけ離れたところにあり、今ひとつ腑に落ちないところがありました。けれど、今回も同じように宗教的な理由が大きくあるのですが、私自身にとってはより納得しやすいものだったように思います。(この理由については後述)。

また、今回私は、物語のキーとなる「反物質」や、バチカンの町並み、スイス衛兵など、いろんな情報をネットで検索しながら読み進めました(前半は。後半は一気読みで、朝の5時まで読んじゃいました!)。なので、いろいろな情景がよりリアルに浮かび上がってきて、より一層物語を楽しめたのだと思います。


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以下、ネタバレはありませんが、物語の内容に一部触れますので、未読の方はお気をつけください。
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私は特に信仰している宗教はありません。けれど、森羅万象に魂が宿っているんじゃないかなーとはなんとなく考えていますので、無神教というわけではないと思います。

そんな私ですが、前から疑問に思っていることがありました。それは、この物語の大きな主題にもなっている、宗教と科学的事実との相違です。今では誰でも知っている、「地球は太陽の中心を回っている」ということすら、最近までバチカンは認めていなかったわけですし。「世界はビッグバンによって生まれた」という(現在分かっている)科学的事実と相容れない、聖書の「創世記」などについては、どのように折り合いをつけているのだろう?と思っていたのです。

なので、最初に殺害される物理学者のように、科学的事実と聖書の言葉が同義であるということを証明したい人間の存在が、私にとってはとても「自然」に思えたことが、この物語のプロットに入り込めた理由だと思います。(そういう人が実在するかはどうかは知りませんが・・・)

今でも、世の中には、科学的に説明できないことがたくさんあります。それを「現在の科学では証明できないだけ」とするか、「奇跡」だとするか、それはコインの裏と表みたいなもの、どちらも同じものを別の言い方で語っているに過ぎないのではないかな、なんて思えてきました。
そんなことを考えていたら、天空の星の動きについて、よく理解していたにも関わらず、その姿にギリシャの神々の姿を見た、古代ギリシャの人々なんて、なんて頭が柔軟だったのかしらーなんて思ってしまいました。

激しく脱線しましたが(汗汗)、そんなわけでプロット的にも、舞台のローマなども、私は非常に好みだったので楽しく読むことが出来ました。
ただ、もちろん「????」と思ってしまうところはたくさんあったわけでして、

↓念のため反転


特に後半、AさんがBさんに対して抱いていたとある誤解の真相なんて、「そりゃ倫理的にはどうなってんじゃー!」と思わず叫んでしまうような内容だったのでした・・・これだけでも★2つ減点したいくらいでしたが、それ以外のところが大満足だったので、★4つとしたのでした。
それと、どうしても話の流れ自体が「ダ・ヴィンチ」と非常に似通ってますよね(あ、逆か)。ほとんどの方は私と同様に、「ダ・ヴィンチ」を読んでからこちらを読まれると思うので、「またこの手ですか?」と思ってしまうところもあり・・・その辺りの改善が今後期待されるところでもあります。
あと、関係ないけれど、近々公開される某映画でキーとなる「秘密」と共通するものが出てきて、そっちの映画の方はどんな秘密なんだろう?とちょっと気になるのですよね!

↑反転終わり

とにかく、よくこれだけの情報から、プロットを練り上げることができたなー!って感心します。これを読むと、ローマに行ったり、バチカンの歴史について紐解いてみたくなります♪(だから、「ダ・ヴィンチ」も関連本がたくさん売れているのですよね!)

また、舞台になったローマの町や彫刻について、ダン・ブラウンのHPでもいろいろ紹介されているので、読後参照すると面白いと思います。
(ネタバレがあるので、読む前には見ないこと!!)

なんだかこの感想、力を入れて書いてしまいました。
でも、トム・ハンクスのLangdonって、どうなの~?といまだ納得がいかない私でした。

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【ネタバレ有り、未読者注意!】 実は、この本はダ・ヴィンチ・コード読んでほとんど間をあけずに読んだ本だったりします。何ヶ月か前に読んでる。勿論、とっても面... [Read More]

Tracked on March 17, 2005 at 12:28 AM

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