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May 29, 2005

"Million Dollar Baby"

million_dollar_baby

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場末のボクシングジムを経営するフランキー。彼の前に、一人の女性、マギーが現れ、自分のトレーナーになって欲しいと頼み込む。女性の弟子は取らない主義のフランキーは断るのだが、マギーは勝手にフランキーのジムに入会してしまう。熱心に練習するマギーを見て、元ボクサーで今ではジムの雑用係のスクラップは、こっそりマギーに手ほどきをする。そしてある日、フランキーもとうとう折れて、マギーを弟子にすることを了解する。マギーとフランキーの二人三脚で、マギーはメキメキと頭角を表し、試合のオファーも増えるようになるのだった。
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本年度アカデミー賞4部門受賞の「ミリオンダラー・ベイビー」を見てきました。
実は、ボクシングの映画、ということ以外まったくストーリーを知らずに見に行ったのです。
前半は確かにボクシング映画で、「アイタタタ・・・」というシーン多数。
物語が大きく動く後半からは・・・泣きました、泣きました。今まで劇場で見た映画で一番泣いたかも。。。

非常に低予算で製作された映画ということだけれど(確かに、ロケシーンなどは非常に少ない)、それがかえって3人の演技を際立たせていたかもしれません。また、派手なセットはないけれど、光と影を巧みに使って、映像にも動きを出していたように思います。

これ以上書くとネタバレになってしまうので、内容については触れられないのですが・・・
かなりいろいろと考えさせられる映画ではありますが、私は見てよかったと思いました。
でも、感想は人によって大きく分かれるかな、と思うので、正直なところ、誰にでもオススメできるような映画ではないなぁ、と思います。
私にとっては、忘れられない作品になりそうですが。

公式サイトはコチラです。

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May 27, 2005

"Les Choristes"

leschoristes

ずっと見たかった映画「コーラス」をようやく見てきました。

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1949年、フランスの片田舎にある、さまざまな問題を抱えた子供たちの寄宿学校「池の底(Fond de l'etang)」に新しい舎監のマチュー先生がやってきた。ここでは、厳しい校長の元、子供たちを体罰で縛り付け、問題があればすぐに反省室へと入れられる。マチューは、ここの子供たちに歌を教え、コーラスを結成することを思いつく。そして、子供たちは、だんだんと変わっていく・・・
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映画を見る前は、もっと「お涙頂戴」的な映画なのかと思っていたのですが、マチューと、子供たちとの関わりが、非常に淡々と描写されていて、それがかえって静かな感動を呼びます。
つらい境遇にいる子供たちが、歌によって変わっていく・・・というテーマもあるのですが、一方では、音楽家としては挫折の人生を歩んできたマチューが、子供たちに歌を与えることによって、自らも救われる、というテーマも含んでいるのだと思います。

とにかく、ソリストのモランジュ役の少年の歌声が素晴らしい!歌声だけでなく、最初は問題児だったモランジュが、だんだん歌う喜びに目覚めていく、その表情の変化も!最後にマチューに導かれて歌う時の瞳の輝きは、決して演技だけではなく、自ら歌うことの喜びを知っているからこそ、あの表情が出来るのだろうなーなんて感動してしまいました。

そして、マチューの子供たちを見つめる暖かい眼差し。ハゲで(失礼!)、冴えない外見で、当初は子供たちに馬鹿にされるマチューだけれど、歌だけではなく、彼の子供たちに対する真摯な対応もまた、子供たちの心をひきつけるのよね。
モランジュの歌ばかりでなく、彼の苦悩と喜びの名演技にも注目です!

本当に心温まる、ステキな映画でした♪

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以下、映画の内容にもう少し踏み込みますので、映画の内容を知りたくない方は、ご覧にならないでくださいね。
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Continue reading ""Les Choristes""

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May 25, 2005

"A Farewell to Yarns (Jane Jeffry Mysteries (Paperback))"

A Farewell to Yarns (Jane Jeffry Mysteries (Paperback))
Jill Churchill
Avon Books (Mm) (1991/12/01)
売り上げランキング: 177,742
通常7~9日以内に発送
おすすめ度の平均: 3.5
3 少女漫画のノリだなぁ…
4 クリスマスシーズンの殺人事件

クリスマスバザーの準備に追われるJaneの元に、10年以上もご無沙汰だった友人、Phyllisが遊びに来ることになった。シカゴ時代、同じアパートに住んでいたのに、今では片や大富豪夫人、Janeは子供3人を抱えて夫に先立たれたシングルマザー。しかも、Phyllisは一人で来た訳ではなく、その「連れ」がいろいろな問題を巻き起こすことに・・・
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なかなか本を読もうと言う気になれなかったので、さくっと読めて、テンポのよいJane Jeffryシリーズを選んで読んでみました。

このシリーズ、シカゴ郊外に住む普通の主婦の生活が垣間見れるところも面白いのだけれど、それだけではなく、Janeの言動などが、自分にも「あー、こういうこと、あるある!」と思えるところがあるのが魅力だと思う。例えば、PhyllisはJaneのことが大好きなのに、JaneはPhyllisのことを良い人だとは思うものの、残念ながらPhyllisには人を夢中にさせるような魅力がなく、Janeにとって「かけがえのない友人」というわけではない。それを、Janeが心苦しくおもうところなど・・・
それをJaneは隣人で親友のShelleyに話す訳なんだけれど、その二人の会話も面白い。

ただね、身近なところで犯罪が起こるために、ときどき切なくなってしまうことも多いのよね。
本格モノが好きな人には馬鹿にされそうなこのシリーズだけれど、やっぱり気楽に読めて、Janeに共感してしまうところがたくさんあるのが、私は大好きなのです♪

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May 18, 2005

"Shakespeare in Love"

恋に落ちたシェイクスピア コレクターズ・エディション
突然このDVDが見たくなりました。
というのも、今度歌舞伎で蜷川版「十二夜」をやるそうで、それを見に行きたいなーと思っているのですが、そういえば、「恋におちたシェイクスピア」のラストって「十二夜」なんだよね、と思い出して。
とは言うものの、シェイクスピアって一冊も読んだことないし、舞台も見たことがないので、全然詳しく知らないんです。(「十二夜」のストーリーも全く知りません)

シェイクスピアを知らなくても、この映画十分楽しめます!(知っていればもっと楽しめるのかな?)公開当時劇場で見て、その映像の豪華さ、美しさ、そしてヴァイオラとシェイクスピアの恋の切なさに、とても感動したことを覚えています。

また、16世紀のイギリスの街中や風俗などが映画の中で再現されていますが、この時代を(映画の中でも)映像で見たことってなかったかも・・・それも新鮮でした。
そして、グイネス・パルトロウのクラシカルなお顔が、映画の雰囲気ととってもよく合っているのですよね!「あの」シェイクスピアも、映画の中では一介の「ウィル」で、それも親しみが持てました♪
たった数分の出演で、アカデミー賞助演女優賞に輝いた、エリザベス女王役のジュディ・デンチも貫禄がある~!

そして、本当になんともいえないエンディング・・・とても切なく、とても潔く、そして、とても美しい・・・恋愛映画としてのストーリーも、もちろんとても上質。
何もかもため息が出てしまうような、本当にステキな映画なのです★

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May 10, 2005

「十八代目中村勘三郎襲名披露 五月大歌舞伎」

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とーーーっても見たかった5月の歌舞伎、運良くチケットを入手することができたので、ルンルン(死語?)で見てきました♪

●義経千本桜(狐忠信)
このお芝居は前から見たかったのです。というのは、「古畑任三郎」でこれを使ったプロットがあるのです。狐忠信を演じる歌舞伎役者を演じるのが(ややこしい)堺正章なんだけれど、これが上手なのですよ!
今日狐忠信を演じたのは、菊五郎。もちろん、素晴らしかったです!動きも軽やかだし、若いわ~。(でも、菊五郎の狐は飛ばないんですって。)
海老蔵&菊之助の義経・静御前もとても美しかった~!キクノスケ好きの私は、かわいらしいお姫様なキクノスケを見られて満足♪

●鷺娘
ひさびさの玉三郎。「最近娘役はやっぱりキクノスケよね!」と思ってた私ですが・・・やられました!
玉三郎、美しすぎ!顔小さすぎ!首長すぎ!踊っている姿はどこからみても女性です。
舞台は玉三郎らしく幻想的で、うっとりしてしまいました。
早代わりもすごいんだけれど、後ろで紐を抜いたりする黒子さん(って、黒くなくてもいうのかな?)とのチームワークもすごいし、信頼してないとできないよねー!
やっぱり玉三郎、すごいです!

●研辰の討たれ
楽しみにしてた研辰!勘三郎大炸裂でものすごく楽しめました!
オープニングのシルエットもとっても新鮮だし、大きな階段と橋を組み合わせたようなセットも斬新だけれど、室内のシーンでも全然浮いていなくて、さっすがー!と思ってしまいました。
これは、勘三郎の、勘三郎による、勘三郎のための舞台、ではあるのですが、脇を固めるキャストもものすごく豪華!私は、染五郎がやっぱり上手だなーって感心して見ちゃいました。
獅童も楽しみにしてたんだけれど、おちゃらけキャラみたいなので、ほとんど地でやってるのかな、という感じ。一度歌舞伎らしい舞台で見てみたいものです。
そして、勘三郎遊びすぎ!七之助が「やじさんきたさん」の格好で出てくるし、今日結婚が発表された獅童を揶揄して「結婚決まったやつもいるっていうのにー」なんてアドリブセリフをいれたり!(カーテンコールでは獅童真ん中に引っ張りだされてるし・・・)
そう、カーテンコールがあったんですよ!前にコクーン歌舞伎の「夏祭~」の時もカーテンコールあった気がするけど、歌舞伎座でなんて新鮮♪
野田版・・・歌舞伎なんだけれど、違うエッセンスがたくさん詰まっている、とてもフシギだけれど、魅力的な舞台でした。
唯一残念だったのは、大きなセットになってしまったために、舞台自体が広くなりすぎたせいなのか?役者さんの声の通りが今ひとつになってしまったこと。歌舞伎ではマイクなど一切使わないのに、今まで聞こえにくいと思ったことなかったけれど、今回は前から5列目だったのに、反対を向かれてしゃべるとちょっと聞こえづらかった。
その辺の融合が難しいですよねー!


今月の歌舞伎は、演目も、役者さんも、襲名公演の華やかさも、なにからなにまで大大大大満足!!でした♪
まだ興奮冷め遣らぬ~★

あっ、歌舞伎座よく行く割には、あんまり有名人に会わないんだけれど、今日はみかけましたよ、デビ夫人(笑)。でも、すっごい小柄でびっくりしたけど、めちゃめちゃきれいでした(肌とか、つるつる!)。

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May 07, 2005

"オペラ座の怪人"

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念願の劇団四季の「オペラ座の怪人」、とうとう見てきました!
舞台でミュージカル版を見るのは初めてで、とても楽しみにしていました!

20世紀のオペラ座のオークションのシーンから、シャンデリアに灯りがともり、一気に19世紀の活気のあるオペラ座へと引き込まれました。

ファントム役の高井治さんの歌声が本当に素晴らしかったです。クリスティーヌ役の佐渡寧子さんは、初々しさにはちょっと欠けたかもしれないけど(失礼!)力強い歌声で、ファントムとクリスティーヌとのデュエットナンバーなどは迫力があり、見事でした。
華やかな舞台シーン、幻想的な地下の怪人の住居などの美術もとても美しく、私が心の中で描いていたとおりの舞台でした。

クリスティーヌを愛しながらも、歪んだ愛情表現しかできないファントム、純粋にクリスティーヌを愛し、守ろうとするラウル、「天使」だと思っていたファントムの正体を知り、戸惑うクリスティーヌ。3人の心の動きが痛いほど伝わってきて、また、物悲しいラストには思わず涙がこぼれそうになってしまいました。

ガストン・ルルーの原作は読んだことがありませんが、(舞台ではかなり脚色されているということなのですが)是非原作の雰囲気も味わってみたいと思います。

以前映画が今ひとつだったという感想を載せたのですが、舞台を見てから映画を見ればよかった・・・舞台を見た後映画を振り返ると、ロイド=ウェーバーが映画で表現したかったことがなんだったのか、理解できるような気がします。もう一度改めて映画も見てみたいです。

こんなかわいいファントム・ベアを売っていたので、思わず買ってしまいました!
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"Shall We ダンス?"

Shall We ダンス? (初回限定版)

先日、ハリウッド版「Shall we dance?」を見に行こうかと思ったのだけれど、オリジナルを実は見たことがなかったので、「それを見てからのほうが良いかな~」なんて思っていたのです。そしたら、ただいま強化月間のようで、金曜ロードショーでやってくれました。
タイトルの「ダンス」がカタカナなことには意味があったのね~なんてちょっと感動。

冴えないサラリーマンの役所広司、すばらしいですね!同僚の竹中直人も必要以上とも思える存在感だし。
すごく面白いけれど、それと同時になんだかちょっと考えさせられるところもあり、でも、本当に見終わった後がさわやか~!な映画でした。

私自身、「若い頃のように、何かに一途に打ち込むエネルギーがなくなったなぁ。」なんて思っているので、役所広司が非常にうらやましかったです。
私もダンス・・・は無理だけど、何か打ち込めることに出会いたいなぁ。

ハリウッド版はまあまあ評判がよいということなんだけれど、リチャード・ギアはどうみても冴えないサラリーマンに見えないし、J.Loはラテンは上手そうだけれど、ワルツなんて踊ってる姿は想像できないし、どんな映画に仕上がっているのでしょうね??
ハリウッド版、近々見に行きたいな!

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May 05, 2005

"Star Wars, Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] "

「映画見てからの方が良いんじゃないの~?」と言ったのに、本屋で見た途端、この本が欲しくなっちゃって買ってたうちの夫。
STAR WARSエピソード3シスの復讐

ついでに今日はこのCDも買っていた。
Star Wars, Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] [Includes Bonus DVD]

こちらは、今までの名シーン&音楽を編集したオマケのDVDがついています。その内容がなかなか良かったみたいです。しかし、ナビゲーターかパルパティーンだそう。WHY?

ああ、エピソードIIIの公開が楽しみでもあり、スターウォーズが終わってしまうのが淋しくもあり・・・
エピソードVII以降はやっぱりもう幻なのかなぁ。
とにかく、とにかく、7月がとっても楽しみなんだけれど、最後は切ないのかしら、くすん。

ところで、↑のCDの表紙のヨーダ、とってもヘンなんですけれど!

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全然関係ないけど、GW中に「黒蜥蜴」の当日券にチャレンジしたけれど、全く取れませんでした。人気あるのねぇ。どなたかご覧になったかた、いらっしゃったら是非感想を聞いてみたいです!

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May 02, 2005

"The Tragedy of X"

LET THE UNKNOWN=X!!
A crowded street car! A man is murdered! Everyone saw him die, but no one saw the killer! Many people (even his own partner) had good reason to hate Longstreet. Inspector Thumm's few clues all led up a blind alley. He finally sought the aid of Drury Lane, retired Shakespearean actor, who made a hobby of solving crimes.
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前にもちょっと書いたけれど、エラリー・クイーンがどうしても原書で読みたくなり、でも、原書はほとんど絶版になっていて・・・ なので、Kinokuniya Bookwebの古本注文システムを使って、注文してしまいました。 届いた本がこちら。

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1943年出版のもので、古本の状態としては「Good」になっていたのだけれど、この状態でも古本としてはGOODなのね・・・まあ、読むのには不自由なかったけれど。

表紙に「Now it can be told: Barnaby Ross, the original author of "The Tragedy of X", is really Ellery Queen」なんて書いてあるのがなんともおかしい。
↑のあらすじも、この本の背表紙から取ったんだけれど、なんだか仰々しいし・・・

あと、1943年出版ということは戦時中なので、こんな広告も載ってました。
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でこちらの本、昔邦訳を読んでいるはずなのに、きれいサッパリ忘れていたので、まったく新鮮な気持ちで読むことが出来ました。

改めて読んでみて思ったのだけれど、ドルリー・レーンってこんなに変人キャラだったのでしたっけ?私の中ではもっと紳士っぽいイメージがあったのになー。

でも、後半の謎解きは圧巻というしかありません!
「Y」と、エラリー・クイーンシリーズからの一冊を追加で注文してしまいました。

それにしても、もう少し手軽にエラリー・クイーンものが手に入るとよいのだけれどなぁ。
近日中に、ブルーパロットなども見に行く予定だけれど、どなたか良い方法をご存知の方は教えてくださーい!

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