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July 24, 2005

七月大歌舞伎"NINAGAWA十二夜"

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琵琶姫(ヴァイオラ)と主膳之助(セバスチャン)の双子の兄妹は、乗っていた船が難破し、離れ離れになってしまう。紀伊の国に流れ着いた琵琶姫は、獅子丸(シーザリオ)と名前を変え、左大臣家の小姓となる。そして、左大臣の信頼を得、左大臣が思いを寄せている織笛姫(オリヴィア)への使者となり、左大臣の思いを伝えに行くものの、逆に織笛姫は獅子丸に一目ぼれしてしまう。しかし、獅子丸の心は、琵琶姫としてひそかに左大臣に惹かれているのである・・・
そんな奇妙な三角関係に、織笛姫の叔父の鐘道、公家の英竹、女中の麻阿、織笛姫に思いを寄せる坊太夫などががからんでの大騒ぎ!
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楽しみにしていた「NINAGAWA十二夜」を見に行きました♪
蜷川さんのお芝居は初めて、シェイクスピアも全く知らない私ですが、とても面白かった!
また、言われなければ、シェイクスピアだとは分からないほど、うまく歌舞伎に書き換えられていたことがさすが!と感心しました!
こういうのを見ると、シェイクスピアも、歌舞伎も、元を正せば庶民のための演劇で、共通するものがあるのだなぁと感じられました。
その一方で、大道具や舞台装置などもとても斬新で、また、特殊な舞台装置のため、照明も今までの歌舞伎とはだいぶ違い、とても新鮮でした。

今月は、昼・夜共に「十二夜」です。長い芝居なので、体力的にも本当に大変だと思います。筋書に蜷川さんが「通常の稽古期間は1か月なのに、今回は10日しかなかった」と書かれていましたが、初めての演目、初めての試み、長いセリフということで、出演者の方々もさぞかし苦労されたことでしょう。
実際、舞台も皆さんイッパイイッパイ演じるというのがよく分かりました(笑)。セリフの言い直しも何点か見られましたし。歌舞伎の演目というのは、みんなそれこそ子供の頃から数え切れないほど見たり、演じたりして、体に染み込んでいるのでしょうか。セリフがつっかえるところなど見たこともありませんが、やはり新作は大変なんですね・・・

だからといって、舞台が未熟だっということは全くなく、本当に驚くほど不自然さがありませんでした。見事というしかありません!
1回目の休憩までが長かったので、休憩前がちょっと長く感じられましたけれど、後は早い場の展開で、本当に飽きさせることなく見せてくれました。
上演を重ねるごとに、きっと皆さん役を自分の物にされて、芝居自体の円熟味も増していくことと思います。また、是非観たいと思わせる舞台でした!

私的に残念だったことは、菊五郎さんが道化の捨助(フェステ)役(と坊太夫の二役)だったのだけれど、道化自体の役割が歌舞伎の芝居の中で今ひとつ浮いているように感じてしまったこと。菊五郎さんの演技自体は素晴らしかったのですが、役柄がちょっと中途半端に感じてしまったところがありました。
もう一つ、私は菊之助さんが大好き!ですが、演技も何もかもがちょっと優等生過ぎてしまって、インパクトには欠けてしまったんじゃないかな?という点でした(贅沢ですかね?)。顔立ちのよさは言うまでもなく、演技もとっても上手、むやみにテレビに出たりしないところも好感が持てて、さらにとても真面目で稽古好きというお話まで聞いてしまって、私は本当にファンなのですが、もう少し年齢を重ねて、味わいも出せるようになったら、さらに演技にも深みが増すのではないかな、なんて思ってます。
とはいえ、「十二夜」自体は、菊之助さん以外ではもう考えられないのですが!

そうそう、前に「恋に落ちたシェイクスピア」について書いたけど、あれがなぜ「十二夜」に続くのか、ということについては、舞台を見たらよくわかりました♪やっぱり、シェイクスピアについて知識を得てから観ると、もっと面白いのねー。

ランチは、鳴神にするか、鯛の蔵 光仙にするか迷ったのですが、結局鯛の蔵にしました。どちらも幕間の短い時間にいただけるので(鳴神は事前に予約した方がベター)便利です!

ポスター。本当は主膳之助の方が上なんだけれど、オヒメサマなキクノスケが好きなので、上下逆さに載せちゃおう!
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Comments

きゃんちろさん、こんばんは。
NINAGAWA歌舞伎うらやましーい!私も観たかったです。
十二夜は大学のゼミでやったので、映画とかいろいろ観ているのですが、歌舞伎になるとどんな感じなのか不思議です。
きゃんちろさんのブログを読んでるとすごく面白そう~。

歌舞伎とはハナシが変わりますが、秋の蜷川さんの「天保十二年のシェイクスピア」はすごい人気ですね・・・やっぱりチケット取れませんでした~(>_<)
それからPARCO劇場で三谷さんの舞台やるみたいですね・・・こっちもチケットが大変そうです。

Posted by: ririco | July 27, 2005 at 08:59 PM

riricoさん、こんにちはー。
NINAGAWA歌舞伎良かったです♪キクノスケが夢に出てきたよー★
えっ、十二夜をゼミで!それは是非riricoさんにいろいろ教えていただいてから見たかったなぁ。そして、シェイクスピアをよくご存知な方の目には、あれがどのように映るのか、とても興味もあります!私にとっては、歌舞伎そのものでした!

蜷川さんってホント今回初めてなのだけれど、やっぱりチケット取るの難しいのね。三谷さんは、我が家のチケットぴあのオットが頑張ってくれると思うけど・・・やっぱり難しいかなー。

Posted by: きゃんちろ | July 28, 2005 at 09:31 AM

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