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June 01, 2006

「13階段」

13階段

樹原は殺人の罪で死刑が確定した死刑囚。死刑執行を待つばかりの身だが、実は彼には犯行当時の記憶がない。樹原を救うため、南郷と三上は調査を開始する。
樹原は無実なのか、それとも・・・

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「宮部みゆき氏絶賛!」の帯に惹かれて(笑)、ずいぶん前に購入した本が出てきたので、読んでみました。
乱歩賞受賞作で、今までなかったほど早く、満場一致で受賞が決まったというこの本。2001年このミス8位(この年、1位はダントツに宮部の『模倣犯』)にも選ばれています。


以下、ネタバレはないけれど、内容に関する感想を含みますので、気になる方はごらんにならないでくださいね。






















↓ココから反転↓

樹原の事件だけではなく、南郷の過去、三上の過去、それに、死刑制度への是非、「何を『罪を悔い改めた』ことになるのか、という重いテーマが綴られます。その分中盤までちょっと冗長ですが、後半事件が動くところから話は一気に展開します。

なのに!最後、樹原の事件の詳細がぁぁぁ!もう少し説明してくれれば良かったのに、と思ったことと、かなり後味の悪い終わり方。
南郷と三上は、実際に人を救うことになったのか、そして、彼らの罪は・・・と思うと、ラストとしてはよいラストなのかもしれないけれど、私は好みじゃない終わり方でした。残念。
全然違う話だけれど、「亡国のイージス」みたいな終わりかただと良かったのになぁ。

確かに、作品の質としては非常に高いと思う。満場一致で乱歩賞というのもうなずけるけど、ただただ、私の好みとの相性の問題でした。

↑ココまで↑

#2006年和書20冊目

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