February 26, 2007

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(夜の部)

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
    同 二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
七段目 祇園一力茶屋の場
十一段目 高家表門討入りの場
     同 奥庭泉水の場
     同 炭部屋本懐の場

早野勘平    菊五郎
女房お軽    玉三郎
大星由良之助 吉右衛門
大星力弥    児太郎
寺岡平右衛門 仁左衛門
小林平八郎   歌 昇

===============

結局夜の部も、チケットGETして行って来ました♪

子供のころ、早野勘平のモデルとなった人物の地元に住んでいたため、「オカルとカンペイ」という言葉はずっと前から知っていたけれど、詳細はずっと知らないままでした。
いつか見てみたい、とはずっとずっと思っていましたが、そんな願いがようやくかないました。

それにしても玉三郎さんの美しいこと!!
この人、踊りは素晴らしいけれどお芝居はあんまり今までよいと思ったことがなかったのですが、お軽は美しいだけではなく、お芝居も素晴らしかったです。
(実は、今回の筋書きで玉三郎さんが、お軽に対して熱いコメントを寄せていたのが、今回、夜の部も見たい!と思ったひとつのきっかけにもなったのです。)

幸四郎さんの由良之助もよかったですけれど、吉右衛門さんの由良之助もユーモアがあってまたまた良いですね~。
私は、声のとおりがイマイチなこと以外、幸四郎さんは結構好きですが、「アンチ高麗屋」な方も多いため、幸四郎さんいつも評判良くないですねぇ。
昼の部を見に行ったときも、休憩時間に、幸四郎さんの「ぶるぶるぶる~」というしゃべり方を真似て揶揄している方がいて、ちょっと悲しかった。。。

菊五郎さんは、昼も夜もおなか丸出しで(笑)切腹する役。勘平もさすが菊五郎さん!舅を殺してしまったと驚く姿がユーモラスでもあり、悲哀にも満ちています。

仁左衛門さんのちょっとお調子者の平右衛門、お軽との息もぴったり!
とにかく、なんとか忠義を尽くしたい気持ちが伝わってきました。

とにかくとにかく私ごときでは書ききれないほど魅力にあふれた忠臣蔵。

過去の上演を確認すると、ある年の上演では。。。
道行の勘平:新之助、お軽:菊之助
五段目の勘平:菊五郎、お軽:菊之助
大星力弥:松也

なんていう夢のような上演もありました!
ああ、時を戻してみてみたい。。。

ところで、2月は博多座で、菊之助の鏡獅子だったのです。
あーん、見たかった!!
名古屋くらいだったら見に行ってしまったかも。。。(博多はさすがにいかれないや~。。。)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 12, 2007

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(昼の部)

Cocolog1

大序  鶴ヶ岡社頭兜改めの場
三段目 足利館門前進物の場
    同 松の間刃傷の場
四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
    同 表門城明渡しの場
浄瑠璃 道行旅路の花聟 清元連中

高師直     富十郎
桃井若狭之助  吉右衛門
足利直義    信二郎
塩冶判官    菊五郎
顔世御前    魁 春
薬師寺次郎左衛門  左團次
大星由良之助  幸四郎

早野勘平    梅 玉
鷺坂伴内    翫 雀
腰元お軽    時 蔵


===============
今まで忠臣蔵の外伝みたいなのは見たことありますが、
仮名手本忠臣蔵は初めて。
切腹の画面がちょっと長くて若干眠かったのですが(汗)、
それ以外は本当に面白かった!
大序っていうのはじめてみたけれど、人形という設定の役者が、
名前を呼び上げられると息を吹き込まれるさまが本当に見事。
大序は本当に絵巻のように美しかったです。

菊五郎さんの塩冶判官が楽しみだったんだけれど、
なかなかどうして、
幸四郎さんの由良之助がとっても良かったです。

夜の部のお軽と勘平もみたいな、とただいま画策中♪

#同じ演目を何度も見ると、誰がなんだったか後々思い出せないので、
配役を極力書くようにしたいと思います。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

January 22, 2007

初春歌舞伎公演「通し狂言 梅初春五十三驛」

国立劇場、初めて行ってまいりました!
166年ぶりに復活、という通し狂言。
菊五郎劇団出演です!(もちろん、菊之助さんも~♪)

ストーリーはあってないような。。。(というか、見てから1週間以上経ってしまったので少々記憶が薄れ始めている。。。)
京の都からお江戸まで、ある「物」を追いかけて人々が追跡劇を繰り広げるのですが、途中の宿場などでさまざまな事件が発生します。
この、五十三次をそれぞれ見せる、というのが当時流行の演目だったようです(現代で言えば、旅行番組のようなもの??)
今回の復活上演では、厳選されたいくつかの宿場のみの場となります。

なんといっても四役を演じた菊五郎さんが素晴らしい~!!
上のポスターの写真にもあるような、猫耳をつけた菊五郎さんに「萌え~」とはなりませんでしたが(笑)、
真面目な役も、恐ろしい役も、笑いを取る役も、それぞれに演じきる菊五郎さんはさすが~!!

そして私は、久しぶりに菊之助さんの若侍姿が見られて、ご満悦☆

最近ぐっと成長した松緑さんも、相変わらず美しい松也さんも、もちろんステキだった~!
三津五郎さんもよい役でしたが、なんだか最近だんだん影が薄くなっているような??
ついつい成長著しい若手に目が行ってしまう私なのです。

ところで、今回母と一緒に行ったのですが、母娘の観劇もなかなか楽しいわ☆
もっと頻繁に母を誘ってあげようと思ったのでした。


国立劇場ロビー内にあった大きな凧。
劇中の一シーンです。


初春歌舞伎ということで、手ぬぐい撒きがありました。
菊之助さんは花道の上から投げていたから、どうせここまで届かないから~っとボーっとしていたら、舞台上から投げられた手ぬぐいが、周りの方の間で争奪戦となり、リバウンドして私の背中と座席の間にすぽっと落ちました(笑)。
無欲の勝利!だが、見てなかったので誰が投げたものかわかりません。。。多分三津五郎さん??
手ぬぐいは母に上げてしまいました。

パンフ中にあった、五代目菊五郎が猫耳をつけてるお姿ですが。。。
写真が古いので(明治20年)ホントの猫耳老婆みたいでおそろしい。。。
けど、こういう写真が残っているところがすごいっ!


ところで、先日教文館書店に行ったところ、売れ筋ランキングが張り出されていたが、何故か1位だったのがこちら。

そんな売れ筋だとは知らなかった。。。しかも、うちにはフツーに合ったので知りませんでしたが、amazonですら買えないのです。(普通の書店で買えないから人気なのか??)
ご購入希望の方は(いるのか?!)こちらからドーゾ=>CLICK!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 17, 2006

新橋演舞場花形歌舞伎

Enbujo_chirashi_0611

今月の演舞場は、旧三之助揃い踏みです♪
(でも、松緑の襲名以降、本格的に歌舞伎を見始めた私は、三之助時代は知らないの~。。。)
いわゆるトチリ席だし、花道横だし、花道が多い演目ばかりだったからサイコーでしたよっ!
菊之助MONTHのため、いささか興奮気味な感想をドーゾ。



番町皿屋敷

喧嘩大好きな旗本、青山播磨は、腰元のお菊とひそかに恋仲に。
しかし、播磨に結婚話が持ち上がり、播磨の心を疑うお菊は、わざと家宝の皿を割り、播磨の心を試す。
誤って割ってしまったと思う播磨は、お菊を許すが、やがてわざと割ったことが分かり、それが自分の心を試すためだと知った播磨は。。。

===================================
井戸からお菊さんが出てきて、「一枚、二枚・・・」という話だったと思っていたけれど、これはなんと悲恋もの。
播磨役の松緑、豪快だけれど恋には純粋な若侍を見事に演じきっており、かなり見ごたえがありました。それにちょっとスリムになった?見直しちゃったな。



勧進帳

義経一行が山伏の一行に身を隠し、東北に逃れようとしているとささやかれている。安宅の関を守る富樫は、山伏は絶対に通さないと固い決意で守っている。
そこへ、弁慶を先頭に、義経の一行が到着する。

===================================
富樫=菊之助、弁慶=海老蔵の、夢の競演。
勧進帳自体は、今回三回目だけれど、今まで見た中で一番良かった。

最初に見たのは松緑襲名のときで、松緑が弁慶、菊五郎が富樫だったけれど、松緑は弁慶にはまだちょっと役不足、アンバランスと感じた。
次は海老蔵襲名で、団十郎が弁慶、海老蔵が富樫。海老蔵は、やっぱり団十郎に食われていた、と思った。

で、今回の菊之助と海老蔵の富樫・弁慶は、真面目っぽい菊富樫と、豪傑な海老弁慶のバランスもバツグン!やっぱり海老は弁慶の方が合うな、と思ったけれど、やはり襲名公演で鍛えられたのかな、2年前弁慶をやっても、また役不足だったかも。
と思うと、成長した松緑の弁慶も見てみたいな、とも思う私。

あと、海老菊なのだから、できれば義経も若い役者にして欲しかった。だって、明らかに弁慶より年取ってる義経なんだもの。松也あたりの義経も見てみたいけど、松也じゃ背が高すぎるか~。。。



弁天娘女男白浪

鎌倉にある呉服屋に、美しい武家の娘が供を従えてやってくる。婚礼の衣装選びということだが、その最中、そっと小布を懐に隠す。
帰り際、万引きだと咎められ、店の物に打ちすえられて怪我をするが、なんとその小布は別の店で買ったもの。
呉服屋は金子を要求されるが、その娘は実は・・・

===================================
いやいや、菊之助の弁天小僧菊之助ですよっ!
↑の富樫とは打って変わり、愛らしい娘姿で登場!ひさびさに、娘チックな菊之助♪
「婚礼の支度とは言わないで~」と恥らう姿に♥♥♥!!

そして、男だと見破られたときの変わりようと言ったら!!!
「知らざぁ言って聞かせやしょう!」の名ゼリフ!!(声の通りも良いのよねぇ。。。)

海老蔵との絡みを2ヶ月連続で見たので、「派手な海老蔵と競演しちゃうと、菊之助は脇役タイプか!?」なんて複雑な心境だったけれど、ところがどうして、やっぱり十分主役はれるじゃないですか!最近菊之助主役の芝居見てなかったから、忘れてたよ!!
それに、清純な娘役や、真面目一本やりな若武者役ばかり見てきたけれど、こーんなワルな役もステキ!!新たな魅力を発見しちゃったかも。。。

それにしても・・・十年時間を戻して、襲名公演の弁天小僧を見てみたいわぁ!!


===================================
===================================
ところで、↑のチラシの一番←のヘンな人、菊之助なんだけれど、これは夜の部の船弁慶の衣装なんだよね。弁天小僧や富樫の方がずっとずっとステキなのに、何でこのヘンな船弁慶の写真が採用されてしまったのか、理解に苦しむ。。。
船弁慶、大体陰気な舞であんまり好きではないのだが・・・菊之助ならちょっと見たいかも(笑)。海老蔵の宙乗り狐忠信も見たい。。。むむっ!まだ空席もあるっ!


ところで、先日江ノ島に行ったときに、菊五郎・菊之助親子の手形があったの。
弁天小僧、江ノ島出身(?)ということになってるから縁があるって言うことで、江ノ島歌舞伎なども上演されたそう。。。

画像使い回しですが、こんな写真も撮ってきました♪

Kabuki


===================================
===================================
ところでその2、まもなく「犬神家の一族」が公開されるけれど、なんで菊之助この役受けちゃったのかしら??ほとんどマスクかぶってるし・・・

大体、「東京国際映画祭のクロージング」にもマスクで行っちゃったって、ちょっとショックなんですけれど・・・
と思ったけれどね、良く見たら菊ちゃん素顔で写ってるじゃん!では、このマスクマンはいったい誰~??

あとさ、最近菊之助の出待ちする人たちは、お約束で「スケキヨ ストラップ」をつけないといけないらしいの(笑)。いくら菊之助ファンの私でもこれは・・・

って、ある日私がコレつけてるのみたら笑ってください・・・


それにしても、今回の感想は、菊之助ネタ満載すぎるよっ!<=と、自分につっこんでみた。。。

| | Comments (6) | TrackBack (0)

October 04, 2006

「芸術祭十月大歌舞伎」

えーーっと、五月以来の歌舞伎、そして、ひさびさの歌舞伎座に行ってきました。


芦屋道満大内鑑(葛の葉)

安倍保名と妻葛の葉が暮らす家に、葛の葉の両親が訪ねてくる。
ところが、訪ねてきたのは両親だけでなく、葛の葉姫本人も。
保名と暮らしている葛の葉の正体は???

===================================
初めて見たけれど、前半はコミカル、後半は涙を誘う親子愛。楽しめました。
障子に句を書くシーンが見事。



寿曽我対面

源頼朝の家臣、工藤左衛門祐経と対面を果たした、曽我十郎、五郎の兄弟。実は二人にとって祐経は親の敵。「敵を討つっ!」といきまく弟の五郎に、これを押しとどめる兄の十郎。

===================================
はっきり言ってこれを見に行きましたよ、今回は。
だってさ、菊之助&海老蔵が兄弟を演じ、敵役は團十郎だもの!見逃せないでしょっ!
筋なんて全然覚えていませんね(苦笑)、ずっとあの二人を見てため息ついてましたから(笑)。
さほど海老蔵好きでもない私があれだけ楽しめたのだから、菊之助&海老蔵両方好きな人にはもうたまらないね!
しかも、恋人役じゃなくて、兄弟役っていうのがまたいいじゃないですか!
もう、絵のように美しかったです。はぁぁぁぁ~。。。
海老と比べても、菊之助声いいなぁ~、りりしくて素敵だなぁ。。。でも、化粧するとママソックリ&ほうれい線が気になる私です。



一谷嫩軍記(熊谷陣屋)

戦から戻った熊谷直実。平敦盛の首をとって帰ってきたのだ。そこに源義経が登場。首の検分をする。

===================================
↑の反動で寝ました(笑)。だって、熊谷陣屋見たことあるし。。。と思ってたんだけれど、過去のblogチェックしたけれど、見た記録は発見できなかった。blog書き始める前だったのかな?ストーリーは知ってたしね。。。
熊谷直実は幸四郎さんでした。いつもこの人、全然声が聞こえないんだけれど、今回は席のせいか、一応聞き取れたかな。声小さいのか、通りが悪いのか。。。



お祭り

絶対寝ると思ってたダンシングだったけれど、面白くってワクワク見ちゃった。
山王神社のお祭り帰りの。。。という設定でしたが、山王神社のお祭りって、昔からそんなに有名とは知らなかった。京橋の当たりも山王神社の管轄らしく、「範囲が広いなぁ」といつも思ってたけれど。。。

仁左衛門さんによるダンシングでしたが、この人の踊りは初めて見たかな?染五郎さんが仁左衛門好きなのが良く分かる、系統的に似ているものを感じたわ。踊りも上手だったわ~。



===================================
===================================

いやー、しかし今月は夜の部も見たいね。
仁左衛門さん&菊之助さまのお軽と勘平に、怖いもの見たさで見てみたい、幸四郎さんの髪結新三よ。



===================================
===================================

そしてそして、来月の演舞場は、昼も夜も絶対見たいっ!

詳しくはコチラをご覧いただくとして、

昼の部は、海老キクの「勧進帳」はまあどっちでも良いとしても、オクサマ、菊之助の「弁天娘女男白浪」ですわよっ!私が歌舞伎にハマるずっと前、かれこれ10年前に菊之助襲名で演じた演目ですっ!確か、菊五郎パパの弁天小僧は見たような気がするのでキクノスケの弁天小僧キクノスケが楽しみで仕方ないっ!
松緑さんの「番町皿屋敷」も楽しみだわ~。。。

夜の部は、やっぱり海老蔵の狐忠信が楽しみっ!菊之助の「船弁慶」も楽しみだけれど、これ陰気くさい踊りだからねぇ。もうひとつ松緑さんで明智光秀ものらしく、これはどうなんでしょうか???


ひさびさの歌舞伎で興奮しました♪
悪天候の中ご一緒してくれたお友達、ありがとう☆



【追記】

書こうと思っていて書き忘れてしまいましたが、團十郎さん復帰されて初めて舞台を拝見しました。
ほとんど座っている役だったので、まだ体調が万全でないことが伺えましたが、それでも、圧倒的な存在感は変わらず。ちょっとだけ歩くシーンもあったけれど、5月の復帰のときの舞台をテレビで拝見したときよりは、足取りなどもしっかりされていたのではないかと思います。
少しずつもとの体力を取り戻し、完全復活する日を楽しみにしています!!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 09, 2006

"新橋演舞場 五月大歌舞伎"

新橋演舞場昼の部に行ってきました。
歌舞伎座が、三年ぶりの團菊祭、団十郎復帰で盛り上がっているせいか、空席が目立ちました。

ひと夜
大正半ばの東京下町。長屋の住人の夫婦喧嘩に巻き込まれる行者の悲哀。

------------------------------
初めて見た演目だけれど、宇野信夫っぽい作品。哀愁漂うラストがなかなか良かったです。新劇でも上演されるというだけあって、歌舞伎っぽさはあんまりないけどね~。


寿式三番叟

踊りの演目はあんまり得意ではない私だけれど、去年の歌舞伎座で染五郎の松廼寿操三番叟にとても感動しました。さらに今回は亀治郎との二人三番叟ということで、とても楽しみにしていたのです。
そして、期待を裏切らない素晴らしい舞台でした。
亀治郎の踊りは初めて見たけれど、染五郎との組み合わせが絶妙!ただ、二人並ぶとどうしても染五郎に目が行ってしまう。体の大きさもさることながら、ちょっとした首の角度や目線などが本当に見事。天性のものなのかなぁ。
年齢は染五郎の方が先輩だけれど、染五郎がはじけ、亀次郎が抑え、のような雰囲気だったのが逆に面白かった。


夏祭浪花鑑
大坂の町を舞台に、魚屋団七をめぐる人間模様を描く。
ストーリーが複雑すぎてここには書ききれません(笑)。

------------------------------
コクーン歌舞伎で勘九郎&橋之助の「夏祭」を見て以来2回目。
が、今回改めて見たら、ストーリーが分かりにくいことこの上ない(苦笑)。
前回コクーンで見たときは全体的にもっと長かったので、もっと細かくいろんなものが説明されていたのでより分かりやすかったけれど、今回いろいろはしょってる上に登場人物が多すぎて、何がなんやら、という感じ。
だってね、後の場の伏線となる出来事がいくつかあったりするんだけれど、その場自体が上演されないから、この芝居だけ見ると伏線の存在意義がわかんないのです。

元々は朝から晩まで長時間上演されていた歌舞伎なので、現代のタイムテーブルにあわせて場を削ったりすると、こういうケースはよく発生する。
なので、こういうはしょってる演目は、歌舞伎に慣れてない人にはちょっと難しいかも。今回歌舞伎初めてのお友達と一緒に行ったので、ちょっとハードルの高い演目だったかな・・・ごめんね。

最後の団七と舅との切り合いのシーンも、コクーンを見た後だと泥の使い方が地味過ぎると思ってしまった~。「勘三郎やりすぎ!」と思いつつ、やはり勘三郎に感化されているのか!<私。

最後の退場のときの吉右衛門の迫力はさすがだったけど、それ以外はちょっとかったるかったかも。期待していただけに残念。

あー、私も早くこういう玄人っぽい演目が楽しめるようになりたいです!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 08, 2006

"東海道四谷怪談"

_dscf2721

公式サイトはコチラ

コクーン歌舞伎「東海道四谷怪談」南番を見てきました。ヤフオクで、幸運にも平場をゲットできたのです。
「四谷怪談」は、皆さんご存知のお岩さんの話ですが、今回の演目は、「北番」と「南番」に分かれていて、南番の方がお岩と伊右衛門の愛憎を中心にした話。北番のほうは、「忠臣蔵」の外伝としての「四谷怪談」のストーリーも含めた、四谷怪談の全体像を表す話(だと思う・・・)。

キャストとしては、以前は「いい人オーラが出すぎて、悪人になりきれないなぁ」と思ってた橋之助だけれど、すっごく悪い伊右衛門で、悪人の怖いくらいの色気がありました。迫力があって驚いた!

勘三郎のお岩さんは、もちろんはまり役なんだけれど、やっぱりTOO MUCHなのよ(苦笑)。コクーン名物の「本水」も、「そこまでやるか??」と思って最後はちょっとだれ気味。ここまで水かけなくてもよいから、その前のシーンで、提灯抜け以外の仕掛けもあると良いんだけれど。
もともと、今回の南番の方の四谷怪談のストーリーは、エンターテイメント性が強いけれど、私は最後の水がない方が話としてはすっきりしていいと思うんだけれど・・・ま、コクーンなので仕方ないのかしら・・・

そんなわけで、舞台としての完成度は高いけれど、勘三郎の異様なはしゃぎっぷりがいつもながら気になってしまったのがとても残念。

コクーン歌舞伎は3度目だけれど、最初の「夏祭」が一番良かった。あの作品は、勘三郎のはしゃぎと演目があっていたような気がする。
勘三郎、嫌いではないのだけれどね。。。

----------------------------------
私は四谷怪談自体は今回で3回目。初めて見たのは、「四谷怪談忠臣蔵」通し狂言で、今回北番のポイントである「三角屋敷」などもあってとにかく長かった・・・猿之助が体動いてない・・・しか覚えてません。。。
2回目は、歌舞伎座で(当時の)勘九郎だったけれど、今回のより私は好みだったかな。

でも、3回見て、ようやく「四谷怪談」の全貌が分かったような気がするので、もう一度古典的な演出のが見たいです。

----------------------------------
賛否両論あるこの本も、読んでみたくなりました♪

嗤う伊右衛門

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 29, 2006

シネマ歌舞伎

歌舞伎ネタ、もう一個。
こんなのもあります。

シネマ歌舞伎・鷺娘

いわゆる劇場中継みたいなの(予告編みると、編集もしてるみたいだけれど)ですが、どうでしょう?舞台の臨場感は出せるのかな?
鷺娘は、去年ナマで見てるので、去年見損なった「日高川入相花王」が見たい私です。

そういえば、劇場中継に一番向く伝統芸能は文楽だそう。確かに、客席からは、人形はアップで見えないものね~、って、文楽は見たことがありませんっ!(汗)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 28, 2006

歌舞伎座のススメ

お友達から幕見について質問されたので、私もあまり詳しくないんだけれど、簡単に説明しまーす!

歌舞伎座の座席は、桟敷席、1等席、2等席、3階A席、3階B席に分かれています。
座席の詳細については、コチラから、「施設案内」=>(1、2、3階の各)「座席表」を見てくださいね。
これらはすべて指定席になります。3階席を購入しても、1Fのきらびやかな売店で買い物でしたり、2Fのゴージャスな食堂でお食事はできます(私は、食事はしたことないけど)。
チケットは、松竹のウェブサイトや、歌舞伎座の窓口などで購入できます。


余談ですが、一昨年まで、歌舞伎座の座席は、一列目からい、ろ、は・・・と名前がついていて、「いの3番」なんてなかなか古風な座席表になっていたのですが、普通の「1列3番」などに変更されてしまいました。
外国人客の多い歌舞伎座では、一度席を立ってしまったら二度と席をみつけることができない・・・というトラブルが多かったからだそう。時代の流れとはいえ、さびしいですね。

一方、「幕見」と呼ばれる、「一幕見自由席」というのが別にあります。
これは、入り口も別で、正面入り口の左側に専用の入り口があります。
「自由席」「格安で見られる」「指定席がとれなかった興行も並べば見られる」ということで人気です。外国人客の利用も多いです。
でも、最近では自由席という側面が強いですが、ホントは一幕だけ見る席という位置づけです。
例えば・・・ちょっと時間が空いたから、一幕だけ見ようかな、とか、指定席の券も買ったけれど、お気に入りの演目は何度も見たいな!なんていう感じでしょうか?

実際、以前は、一幕分のチケットしか買えなかったのですが、入場のときに全幕分購入できるようにシステムが変更になりました。
ただ、料金は一幕ごと(演目により、一幕700円~1000円程度)で、全幕見る場合は合計料金を支払うことになりますので、全幕見るなら、3階B席の方が安いくらいの計算になります。

また、幕見は入り口も別ですが、席の場所は、4階になります。エレベーターなし!なので、急な階段をえっちらおっちら上がっていくことになります。
売店もないです。座席も、後ろ2列は立ち見になります。花道も、ホントーに前のほうしか見えません。
まあ、冷遇されてるといえば冷遇されていますが、元々の「幕見」という性格を考えると、仕方ないですね。

チケットは、当日並んでしか買えません。事前に、幕見席のチケット売り出し時間は、演目ごとにWeb上で公開されますので、それを見てから行かれるといいでしょう。
ただ、どれくらい前に行けば券が確保できるのか・・・それは演目しだいで、なんともいえないです。
去年の勘三郎襲名時の、玉三郎鷺娘+野田版研辰の討たれという超人気演目のときは、2時間前から並んでたそうです。私が先日見た、「二人椀久」は、メチャメチャ人気・・・というわけではなかったと思いますが(指定席の券はまだ残ってたし)、30分前に行ったら立ち見でした。

私は歌舞伎座と新橋演舞場でしか歌舞伎は見たことがないのですが、幕見があるのは歌舞伎座だけのようです。
幕見についての詳細は、コチラをごらんください♪


初めての歌舞伎の場合・・・
確かに一幕だけ、気軽に、お手軽な料金で見られる幕見は魅力ではあるけれど、初めて歌舞伎を見る方には、やはり1等席がおススメ。是非間近で、役者さんたちの芸を堪能していただきたいと思います!できれば1階が良いと思います。それは、花道に出てきた瞬間から見ることができるから。もうね、あの瞬間空気が変わりますよ。

さ~、歌舞伎が見たくなってきたでしょ・・・いざっ、歌舞伎座へ!
今年建て変わるという噂もあるので、行くなら今ですよっ!

あれ、簡単な説明のつもりが、長くなっちゃった・・・

| | Comments (4) | TrackBack (0)

March 27, 2006

三月大歌舞伎

楽日の夜の部「二人椀久」だけを、幕見で慌てて見に行きました。
--------------------
大阪の豪商椀屋久兵衛は、遊女松山に入れ上げて身上をつぶし、座敷牢に入れられ発狂してしまう。牢を抜け出してまどろむ椀久の前に松山が現れる。これもまた、夢の中なのか・・・
--------------------
富十郎、雀右衛門の名コンビによる踊りを、「もう一度音羽屋に伝えたい・・・」ということで、富十郎&菊之助による舞台が実現。

富十郎さんは、去年の息子さんの襲名のときに見たのが多分初めてですが、そのときはほとんど座ってるだけの役だったので、実際は今日が初めてのようなもの。身を持ち崩した豪商の、哀愁漂う姿を見事に演じていました。かなり見ごたえがあった!

そして、私の大好きなキクノスケだけれど、欠点!?と言えば、雰囲気があまりにも清潔で愛らしすぎること!なので、お姫様役や、かわいい侍女役は本当に似合っているけれど、遊女はどうかしら?とちょっと心配でしたが、今までで一番色っぽかったかも★
もちろん、この色っぽさを引き出したのが富十郎さんの見事な踊りだったと思う~。
あー、間近の席で見られなかったことが、本当に残念・・・

富十郎、雀右衛門コンビは見たことがないから比べられないけれど、そりゃ、80歳を越え、長年この踊りを踊り続けてきた雀右衛門さんに比べ、キクノスケはまだ20代ですよ。
富十郎さんだって70歳越えてるわけだし・・・
その人たちと比べちゃ、気の毒というもの。それに、私の目から見ると、キクノスケの松山もとても素晴らしかった。富十郎、雀右衛門の期待に、十二分に応えていたと思う。
そして、こうやって、先輩から後輩へと、芸が引き継がれていくところが、やっぱり歌舞伎の素晴らしいところだと思いました。

五月の団菊祭は、菊之助の保名に、海老蔵の藤娘。夜の部、今からチケット確保に走らなければっ!!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 20, 2006

「決闘!高田馬場」

takadanobaba

浪人、中山安兵衛は、昼間から酒をあおっている様な飲んだくれだが、貧乏長屋の住人たちの信望を集めている。安兵衛の留守中、おじの六郎左衛門がたずねてくるが、安兵衛には会えず、手紙を残して立ち去る。
帰宅後、いやいやながらおじの手紙を読んだ安兵衛は・・・走る!!

公式サイトはコチラ
---------------------------------------

三谷幸喜作・演出、市川染五郎主演によるPARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」を、とうとう見てきました♪
歌舞伎に全く疎い三谷さんの作品ということで、心配半分、楽しみ半分というところでしたが、なかなかどうして!思っていた以上に歌舞伎っぽい作品に仕上がっていたと思います。

普段の三谷作品だと、場面の転換のない作品が多いように思うのですが、今回はなんといっても八丁堀から高田馬場まで走らなければなりませんので(笑)、場面が変わるところが多かったのですが、それもなかなかうまかった♪
そして何より、劇中のせりふ(特に、長屋の住人と安兵衛のやりとり)には、三谷さんらしい、ユーモアと暖かさにあふれていました。

けれど、歌舞伎っぽく仕上がった最大の要因は、なんと言っても、染五郎さん、亀治郎さんをはじめとした力量のある若手のパワーだったと思います!
立っているだけでも絵になる染五郎さんな上に、やっぱりうまかった~!亀治郎さんもいい味出してたし。
勘太郎さんは、まだ若いから、染五郎さんと一対一でのせりふのやりとりはまだちょっと物足りなかったかな。再演でまた同じ役を演じられたら、きっと成長が見られるのでしょうね。

全般的に大満足★な舞台でした。


以下、ちょっとだけ辛口に・・・気になる方は見ないでね。



















---------------------------------------

Continue reading "「決闘!高田馬場」"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 25, 2006

「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリーアントワネット編-」

pster

「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリーアントワネット編-」を見てきました。
おとなになってからは初宝塚。あんまり縁のない宝塚ですが、一度べるバラは見たいと思っていたのです!

まず、チケットを取る段階で、「フェルゼン編」か「オスカル編」かでとても迷ったのですが、「マリーアントワネットが出てくるから、ベルサイユのシーンとかあって、こっちのほうが華やかじゃない?」と勝手に思ってフェルゼン編にすることに<=実は、この予想は外れるのですが・・・

東京宝塚劇場に入った段階で、男性客があまりに少ないことにオットはややびびり気味でしたが(苦笑)、幕が開くと、その華やかさにただただ圧倒!フェルゼンの湖月わたるさんは、さすがトップ、ものすごく迫力があった~!
そして、宝塚って役者さんと客席がとても近いことにびっくり。オーケストラピットの前にもステージが一部あり、ここに役者さんが立つの。一番前の座席の人なんて、1mくらい先に役者さんがいるので、ファンの方はそりゃもうたまらんでしょう・・・
アントワネット役の白羽ゆりさんは、きれいだし、演技がとっても上手で、最後なんて泣きそうに感動しました。

残念だったのは、私が期待していた華やかなベルサイユのシーンがあんまりなかったこと。ストーリー自体が、三部会も開かれたあとから始まるので、既に情勢が悪いのです。フェルゼンとアントワネットが知り合う、仮面舞踏会のシーンとかもあると思ってたのに、なかったしなぁ。

そして、そして!宝塚ビギナーな私がかなり驚いたこと!
「ベルばら」の物語自体は、アントワネットが処刑されるところで終わり、かなりしんみりした感じなのですが、その後突然ラインダンスが始まり、そして、湖月わたるさんのダンス&レビューショーのように・・・えっ!なぜ??
これが、宝塚の、宝塚らしいところなのか・・・しかし・・・「ベルばら」なのに、ルンバのような衣装だし・・・もう、これは「ベルばら」と思ってしまってはいけないのか??
普通の舞台ではありえないことなので、かなり、か・な・り驚きました!

とかなり驚きまくってしまいましたが、最後はちゃんと、出演者全員が「ベルばらの」美しい衣装で出てきて、本当に華やかなエンディングでした♪


お土産に「タンサンセンベイ」を買いました。いろんな役者さんのがあったらしく、買うときに「誰のですか?」と言われたらしい(オット談)。だけれど、もちろん役者さんのお顔など全然わからないので、とりあえず「これ」と言って買ってきたらしいが・・・
他のは役者さんのお名前が入ってるのに、これは入ってません。
この方はいったいどなたなんでしょう??

__dscf1718

いろいろ衝撃も多かった宝塚再デビューだったけれど、今後はまるかどうかは不明・・・(笑)。でも、見てみたいな、と思う演目はまだあるので、これからもこまめにチェックしようっと♪

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 22, 2006

"二月大歌舞伎"

t_b

とうとう、とうとう、みてきました~♪
チケットが取れてなかったときは、もうみられないかと思ったけど(泣)、歌舞伎座窓口に駆け込んで、無事ゲット★外側だったけれど、花道横だったから良かった~!
メインの目的は二人道成寺だったけれど、3つの組み合わせがなかなか絶妙で、とっても楽しかった!

『梶原平三誉石切』
見始めたら思い出したけれど、去年の一月に、吉右衛門で見てたみたい。去年の感想を見ると、イマイチだったみたいなこと書いてたけど、今回見たら結構面白かったな。でも、景時は、吉右衛門の方が良かったー。

『京鹿子娘二人道成寺』
確か一昨年は幕見で見たので、近くで見られるのをとってもとっても楽しみにしていました!
私の記憶に合ったほど、坊主の語りはウザクなかったです(苦笑)。みんなにウザいといいふらして、ごめんね、坊主の皆様。
もう、ホントに、この世のものと思えないほど美しかったです!70分間、息してなかったかも、私(笑)。
私はもちろん菊之助が大好きなのだけれど、玉三郎と並ぶと、玉三郎の方が美しい・・・玉三郎、顔が小さくて、首も長いから、ちょっと首を微妙な角度に傾けるだけで、すっごく色っぽいんだよねー。
玉三郎は妖艶、菊之助は清楚、という感じで、やっぱり清姫としては玉三郎の方が迫力があったねー。

でも、間近で見ると、もちろん菊之助の方がお肌がつやつや!一体どういうお手入れをしてるんでしょうか??
楽日までに出待ちもしたい・・・

『人情噺小判一両』
菊五郎やっぱりいいなぁ!田之助もすごく味があるし、吉右衛門のちょっとエラソーな侍ぶりもなかなか良かった!
話は確かに暗いけど、でも、私これがすごく良かった。

前の週に何気なくテレビ見てたら、吉右衛門が時代劇に出ていた~。1時間ドラマかと思っていたら、長々とやってるし、他のことしながらちらちらと見てたら、吉右衛門がすごく良くて、ドラマでも良いなーって思っていたのです。
見終わった後、あの有名な「鬼平犯科帳」だということを知った・・・<=遅すぎ?
でも、その吉右衛門が良かったから、すぐに歌舞伎座で見られるのを楽しみにしてたのです!
思っていたとおり、良かったわ~。


ホント今回は組み合わせが良かったー!
かなり激しくまわりにオススメしたので、お友達が2人、見に行ってくれたそうですが(ありがとう!)、今回ホントにオススメした甲斐がある演目でした♪

| | Comments (4) | TrackBack (2)

January 05, 2006

カブキノススメ

よく歌舞伎について「お勧めの演目は?」「初めて見るのなら、どんなのがよい?」なんて質問されるのですが、しょっちゅう見に行っているものの全然詳しくない私・・・なかなかお勧めできるものがなく困っていましたが。
がっ!!
とうとう超お勧め演目がやって参りました♪

二月興行の、玉三郎と菊之助による「京鹿子娘二人道成寺」です!
これは、「娘道成寺」のバリエーションのひとつで、二人の白拍子花子で踊るのです。
一昨年見た、この二人による「二人道成寺」は本当に見事で!その後見た舞台写真でも、二人の高さも、目線も、ぴったりとそろっていて、二重に見えているのでは?と錯覚するほど。
「二人道成寺」は、この二人の組み合わせがとても重要で・・・大体、年配と若者の組み合わせで踊るそうだけれど、若者が未熟すぎても、年配が年取りすぎていてもいけない。それが、この二人は本当に絶妙な上、菊之助が本当によく玉三郎に合わせているのが素晴らしいとのこと。

あれから二年たち、より一層成長した菊之助が本当に楽しみなのです♪


踊りは長いので、結構眠くなっちゃうんだけれど、これは見所も多いし、初めての方もきっと楽しめると思います。(確かに、冒頭のお坊さんのお祈りの部分と、中盤の衣装変えの間が、ちょっとだれるけど)
切符の発売は1/15から。是非是非ゲットしてご覧ください♪(この演目は夜の部の2番目で、7時くらいからだと思うので、お仕事のある方でも見られます~!)

詳しくはコチラ

先日、こんな本
みる知る歌舞伎―どれから観る?厳選おすすめ71演目 歌舞伎座徹底ガイドで遊びつくそう
(by るるぶ)を買いましたが、前に紹介した「歌舞伎ワンダーランド―スッピンの物語が心にしみる byぴあ」の方が面白かったかな。
るるぶの方が、イラストがイマイチなのと、舞台写真が少ない。これで2000円はちょっと・・・ぴあの方はもう古いけど、舞台写真も多いし、インタビューも多い。演目の解説や構成も、初心者にとってより分かりやすいと思いました。

amazonで見つけたこの本、
恋するKABUKI―とってもおしゃれな歌舞伎ワンダーランド
もちょっと気になるわ~。買ってみようかな!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 25, 2005

"竜馬の妻とその夫と愛人"

ryoma

東京ヴォードヴィルショーの公演を見てきました♪
脚本三谷幸喜でしたが、芸術劇場の中ホールという比較的大きな劇場だったせいか、割と簡単にチケットも取れました★

竜馬の13回忌に、妻のおりょうを出席させようと、説得のために現在の夫の松兵衛宅を訪れた覚兵衛。しかし、おりょうは愛人虎蔵の元へと家を出て行ってしまう・・・

ヴォードヴィルショーのメンバーにより、チームワーク満点の、テンポのよい舞台で、本当に面白かった!
とくに、パルコ劇場の三谷さんの舞台は、女優さんがいまひとつパンチが足りない場合が多いように感じるのだけれど、おりょう役のあめくみちこさんがはまって、迫力もあって、ホントかっこよかったです!
そして、ラストではちょっとほろりと来てしまったなぁ。
でも、ほろりと来た後にあの展開とは、三谷さん憎い!

2005年最後の舞台、とっても楽しくて大満足でした★

| | Comments (2) | TrackBack (0)

December 05, 2005

"十二月大歌舞伎"

DSCF0001

またまた行ってまいりました、歌舞伎座。
最近、週末になると、なにかの舞台をみているような(苦笑)。
先月と全く同じ席でした。


『恋女房染分手綱 重の井』

とあるお姫様に仕える乳母の重の井は、ある日屋敷に現れた馬子の三吉に、子供だと打ち明けられる。わが子をかわいく思いつつも、今は姫の乳母である身の上、馬子の子供がいるなどと分かれば、姫様の名前に瑕がつくと、心を鬼にして子供を追い返すのだった。

福助&児太郎親子の競演。福助さんって、こんな小さな(小学6年生)お子さんがいたのね。
しかし、↑のようにあらすじを書くと単純なストーリーなのに、またもや長い・・・
長いお話の一部だそうで、今回は子供と泣く泣く別れる重の井だけれど、続きではちゃんとハッピーエンドになるそう。
子役随一の難役といわれている三吉、児太郎くんは、声の通りも良かったし、将来楽しみだわ~。

この舞台の義太夫の、竹本清太夫さんというかただと思うのだけれど、この人いつもすごいのです。思いを込めた熱い義太夫、エキサイトしすぎて、こめかみの血管が浮きまくっているのではないかと思っちゃうほど!この人が出てくると、義太夫席から目が離せない私です(何を見に行っているのやら)。



『船弁慶』

都を落ち延びた義経は、そばに仕える静御前を都へ帰す決心をする。弁慶に説得され、義経と離れることをしぶしぶ決めた静御前は、最後に舞をさす。
静御前と別れた後、船頭に導かれ海を渡る義経一行の前に、平知盛の幽霊が現れる。

玉三郎による新演出の「船弁慶」ということで、今回の一番の見もの。
確かに玉三郎は美しい。舞台も、玉三郎の美の世界の結集、という感じで、とても静かで、それでいて、凛とした雰囲気が漂っていて、ステキだった・・・
けれど、これも能をベースにしたものなので、玉三郎は白拍子だし、ペペンペンペンだし・・・好みかと言われると難しいものが・・・

とはいえ、舞台の前半は静御前、後半は平知盛の霊の玉三郎。その雰囲気の違いなどは素晴らしかったし、船頭役の勘三郎はピリリといい味を出していまして、見ごたえのある舞台だったとは思います。(長かったけど~)

ところで、今回は昼の部も弁慶が出てくるの。先月も義経物や源平合戦物があったし、最近義経多いねぇ、なんてオットに言ったら、「義経ブームじゃない?」と一言。
そうだ~!今年一度も大河を見てなくて、全く義経ブームとは無縁だったから、分からなかったよ・・・

あとね、この平知盛って人、よく歌舞伎に出てきますが、誰か知らないのです(恥。だって、源平合戦についての私の最高知識は、耳成法一。絶望的・・・)。
日本史勉強しないと~。



『松浦の太鼓』

俳人の其角は、両国橋の袂で旧知の大高源吾に出会う。源吾は、使えていた浅野家が殿中での刃傷事件によりお取り潰しになってからは浪人の身分である。
別れ際、「年の瀬や水の流れと人の身は」と詠んだ其角に対し、「明日またるるその宝船」と付け句をする源吾。
翌日、旗本松浦鎮信に対し源吾とであった話をする其角だが、松浦候は「あだ討ちすらも忘れた内蔵助や源吾たちは不忠者だ」と一喝する。
そんなとき、隣の吉良邸から陣太鼓が聞こえてくる・・・

忠臣蔵の外伝のようなお話で、筋も分かりやすく、これが一番楽しめたかな。
松浦候を勘三郎、源吾を橋之助が演じていました。
勘三郎はとても良いと思いますが・・・どんな芝居でも、勘三郎が演じると「勘三郎の舞台」になってしまい、それが素晴らしいと思う反面、どれを見ても同じように見えてしまうのが難点(贅沢ですがね)と思っていました。
でも、今回の松浦候、短絡的で奔放な殿様というところが、勘三郎キャラにもぴったりだった上、勘三郎もちょっと抑え気味で、全体の調和がとても良かったと思います。
最初の場が両国橋っていうのも、今でもよく両国橋を見る私としては、「昔はこんなだったのねぇ」と感慨深く思っちゃいます。
それにしても、福助&橋之助兄弟は激似だわ~

--------------------------------
って、いっつも訳わかんない感想ばかり書いてる私。これを読んでくださってる方も、「あんな知識で見に行っても、歌舞伎ってわかるの?」と思われるかもしれませんが、よくわかんなく行っても、歌舞伎って面白いんです。(能物&ペペンペンペンは、私にとってやや鬼門なんだけれど・・・)

そして、時々ぺらぺらめくって重宝してるのがこの本。(トップに載せてる画像です)。去年のものなので、今はあまり在庫がなくてなかなか手に入らないみたいですが、歌舞伎座では売ってます♪
これに載ってる演目も、見たものが大分増えて来たので面白いです。

歌舞伎ワンダーランド―スッピンの物語が心にしみる

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 27, 2005

"12人の優しい日本人"


陪審員制度が導入された日本。ある事件に集まった12人の男女たちの意見は「全員一致で無罪」と決まりそうだったが、一人の男が「なぜ無罪なのか?その根拠は?」と申し立てる。その男の意見から、みなの意見もゆらぎはじめ・・・

パルコ劇場に、三谷幸喜さんの「12人の優しい日本人」を見てきました。
先行発売もことごとく取れなくて・・・ヤフオクで大枚はたいて買ったのだ(オットがね)。

この日はプレビューの初日、つまり、まったくの初日ということで、劇場内には不思議な緊張感であふれていました。
もちろん、三谷さんも出てきて、たくさんしゃべってました。

私は、サンシャインボーイズでの上演も、映画も、見ていないので、全く初めて見たのだけれど、とても面白かったです。2時間休憩もなくノンストップで、役者さんもずっと出ずっぱりというのもすごいけど、その分舞台に緊迫感が生まれたと思います。
映画などと違って、舞台は、脇役がいなくて、舞台に上がっている人はみな主役、それが、12人ずっとでずっぱりだから、本当にすごい!と思っちゃいました。

出演者も、「いつも」のみなさんも、「はじめまして」のみなさんもいたけれど、「はじめまして」のみなさんは、やっぱり緊張していたし、ちょっと物足りなくも感じちゃいました。オットも「江口の役が唐沢だったらなぁ・・・」とつぶやいていたけれど、かなーり緊張してた江口さん、きっと慣れてくればもっと良くなると思うけれどね!

来月は、また三谷さんの舞台を見ます(これは奇跡的にチケットが取れた!)
楽しみです~。

そうそう、↑にも書いたけれど、最近三谷&唐沢の組み合わせが見られなくて残念ですが、来年の映画には出るんだよね♪三谷モノは、やっぱり映画よりドラマ、ドラマより舞台が面白いとは思うんだけれど、それでも大いに期待しています!


出演:
浅野和之、石田ゆり子、伊藤正之、江口洋介、
小日向文世、鈴木砂羽、筒井道隆、生瀬勝久、
温水洋一、堀内敬子、堀部圭亮、山寺宏一

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 11, 2005

「児雷也豪傑譚話」

__kif_1447

楽しみにしていた新橋演舞場での「児雷也豪傑譚話」。
しかし、相変わらずとても寝不足でかなり心配でした・・・
結果、第二幕はちょっと寝ちゃったけどさ・・・
でも、とーーーっても面白かった!

お話は至って単純。妖蛇の化身である大蛇丸は、この世を魔界に変えようとたくらみ、ある武人を操って、尾形家、松浦家を滅ぼし、両家の幼い子供たちを谷に突き落とす。しかし、実は生き延びていた雷丸、綱手のふたりの子供たちは、ふたりをすくった仙人により、それぞれ蝦蟇と蛞蝓となる妖術を授け、雷丸には「児雷也」という新たな名を授ける。大蛇丸を滅ぼそうとする二人だが、一旦は蛇の毒によって不自由な体となる児雷也。しかし、力を合わせ、大蛇丸に宿っていた妖蛇を退治するのだった。

大蛇丸が松緑、児雷也が菊之助、綱手が亀治郎だったんだけれど、三人ともはまっていてとても良かったです!もちろん、菊之助は言うまでもないんだけれど(笑)、松緑がどんどんうまくなると感心。この役も、キャラクターにあっていたんじゃないかな?

また、演出も面白く、特に、場の変わるときの準備中の間を、舞台の前の部分でつなぎっぽい場を演じることで、途切れさせずにうまくつないでいたと思います。
あと、菊之助の宙乗りも、宙乗り中の菊之助のアップが、スクリーンに表示されるのよ。席によっては、宙乗り中はみづらいから、なかなかよいアイディアだったと思います(そして、アップにも耐えられる美しいキクノスケさまだからこその演出!)

それに、大蛇、蝦蟇、蛞蝓が戦うシーンがあるんだけれど、なんだか「ウルトラマン」の怪獣が戦っているシーンみたいで、面白かった♪蝦蟇(ガマ)と蛞蝓(ナメクジ)って漢字が読めなくて、彼らが舞台に登場するまで何のイキモノが出てくるか分からなかったのがまた良かった。そして、蛞蝓が妙にリアルだったよ。それにしても、ナメクジに変身するお姫様っていったい・・・

あとは、話の筋には直接関係ない第一幕の最初がかなり遊んでて、悪代官の奥方の菊五郎と、その娘の松也の格好がまたすごい。茶髪に、着物にファー巻いて、美川憲一とヤンキー娘みたい。ちょっと色っぽい松也だから、はまっててホントに面白かった。それに、「フォー!」だの、「妻が散財して、お金がたまらんとです・・・」などのオモシロせりふ満載!ホント楽しめました♪

大詰めは、地獄谷での不思議な炎の踊り、迫力ある太鼓と、これまた素晴らしい!
歌舞伎での戦いのシーンって、刀や棒をふれさせることなく戦うから、寸止めっていうの?なのに、本当にしなやかな動きですごいの!戦うキクノスケさまも美しい♪

本当に、演出などすべてに、菊五郎のセンスがあふれていて、とっても見ごたえのある舞台でした。
昼夜と同じ演目なので、機会があれば是非見てください★

あと、先日見た歌舞伎座のほう、ちょっと追記しました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 06, 2005

"吉例顔見世大歌舞伎"

P506iC0009896331

歌舞伎座夜の部行ってきました。
が、とっても疲れていて、とっても眠かった私・・・ほぼ寝るの確実だったんだけれど、入り口でチケット確認したら、なんと3列目!
でも、やっぱり寝てしまった。
眠かっただけでなく、演目もいまひとつ難しかったというか、ちょっと今月ははずれだったかも。

【日向嶋景清】
吉右衛門作、演出まで手がけた、かなり思い入れのある作品だそうなのですが・・・ちょっと難しかった。ストーリーはこの上なく単純なんだけれど、行間の親子の絆、親の、娘への思いなどは、私はいまひとつ読み取る力がなかったように思います。
それにそれに、私の苦手な浄瑠璃の「そこで景清・・・ペペンペンペン」というのがか・な・り眠気を誘いまして、半分以上寝ちゃったかも・・・
船が花道を渡ったりした演出は見ごたえあったけど、ストーリーの割には話が長すぎて、のれなかったです。ラストシーン前に(ラストシーンは5分くらいしかないんだけれど)、大きく場が変わり、衣装も変わったから、お着替え&準備タイムが長かったのも、最後の最後に来てちょっとだれちゃったかな。

でも、今年のこんぴら歌舞伎で試演して、評判の良かった作品なので、私が作品を読み取る力がなかったのでしょう・・・

【鞍馬山誉鷹】
富十郎の六歳の長男の披露狂言なので、まあ、ストーリーもなにもないですね。
豪華なキャストと、かわいい襲名披露でした。
しかし、富十郎さんは、70を超えてると思うんだけれど、この子が長男、長女の子は先日初舞台で、まだ2歳なんだよね!ヘンなところに感心(笑)。
あと、雀右衛門さんはそろそろ怖いです!常盤御前で、十二単みたいな衣装着てたからだと思うけど、もう一人でも立ち上がれないようだった・・・重鎮としての迫力はあったけどね。

【連獅子】
最近、親子の連獅子といえば勘三郎親子。俺たちもそろそろやっとこうぜ!と思ったかどうかは知りませんが、幸四郎&染五郎の親子競演。
歌舞伎座HPの演目紹介では、「幸四郎の大きさと染五郎の若さが、見事に弾け合います。」とあったけど、幸四郎は結構イッパイイッパイのように見えて、染五郎の若さに軍配が上がったように思いました。最後にブンブン頭を振るところ(名前がわかんないけど)も、染五郎のは本当にきれいに回ってました。
前ジテ(親獅子が子獅子を谷に突き落とすところ)などは、息も合って見事だったけれど、後ジテ(獅子の精になった後)は、そんなわけで幸四郎がちょっとつらそうに見えてしまったわ。
この連獅子もとっても評判が良いから、とっても楽しみにしてたんだけれどなぁ。

最後の「大経師昔暦」は時間がなくて見られなかったー。


てなわけで、珍しく「うーーん、今月はちょっといまいち?」と思ってしまった月でした。
演舞場のキクノスケさまも見に行くんだけれど、勇ましい役なんだよねぇ。お姫様なキクノスケが好きな私には、ちょっと好みが合わないかも?

そうそう、今月号の「GRAZIA」にキクノスケのインタビュー記事が載ってました。素顔はホントお姉さんに似てきたと思う~。ちょっと髪型がナルシストっぽいのが気になるけど、素顔もステキ★

写真は、富十郎の長男鷹之資の襲名祝?の緞帳。画像が悪くてよく分からないね。

------------------------

<追記>
「連獅子」について、「幸四郎がイッパイイッパイ」なんて書いちゃったけど、これは、「染五郎がうますぎる」というのがホントのところのようで・・・染五郎の踊りのうまさについては、幸四郎も「親を超えた。天性のものがある」と認めてるみたいね。
あと、ブンブンまわすところも、勘三郎ファミリーのはまわしすぎ?ともいえるようで、実際には幸四郎親子の方が型はきれいとのこと。うーーん、ホントに奥が深いものです・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 05, 2005

芸術祭十月大歌舞伎

kabuki200510

今月の歌舞伎は、菊五郎&菊之助、玉三郎という超私好みな出演者★
昼の部に行って参りました。

★廓三番叟
これは前にオリジナルの三番叟を見たなーって思ってたのですが、再度確認したら、今年の1月の染五郎の見事な「松廼寿操三番叟」であって、オリジナルではなかったわ。
この廓三番叟は、遊郭の中ということで、傾城&お付きのお女中&男性一人の踊りなの。とてもきれいでした♪(でも、染五郎の素晴らしい演技が私は忘れられない~!)

ところで余談ですが、この染五郎の「三番叟」を見たときに、「前これ松緑がやってるのみたなー」という記憶があったのですが、オットに「松緑はやってないよー」と言われて玉砕してたのです(オットの記憶のほうが確か)。でも、どうしても気になったので調べてみました。
そしたら、松緑の襲名公演のときに、三津五郎が「舌出し三番叟」を演じていて、それを見たようでした。三津五郎のはお家芸でとても素晴らしいらしいのだけれど、全然覚えていないの・・・いつか機会があればまた見たいな!
(この当時はまだブログをやってなかったので、記憶が錯綜していたよう。ブログつけるようになったメリットのひとつは、自分の見たものを再確認しやすくなったことだわ!)

あと関係ないけど、「ギャラリーフェイク」の中に、歌舞伎の、ではなくて、お人形の三番叟が登場するお話があります。
ギャラリーフェイク (11)

話がかなり横道にそれてます・・・


★加賀見山旧錦絵
女版忠臣蔵と呼ばれている作品だそう。
お姫様のお局岩藤を菊五郎、中老尾上を玉三郎、中老付きの侍女、お初を菊之助が演じています。
菊五郎の女形、ほとんど初めて見た!と思っていたら、この役は通常立役を演じている役者が演じるものだと、一緒に見に行ったお友達が調べてきてくれていました。なるほど~!
珍しい女形、しかも初役なのに、意地悪なお局がめちゃめちゃはまってましたよ、菊五郎★

玉三郎は、私はやっぱり踊りのほうが好きだなー。玉三郎のせりふ回しは、菊五郎などと比べると今ひとつカツゼツが悪い感じです。でも、本当にきれいだし、立ち居振る舞いは見事!
そして菊之助~!お化粧すると本当にお母さんに似ています(笑)。
可憐だけれど思い切りがよく、主人思いのお初が本当に似合っていました♪
途中、主人の尾上のために、かいがいしく部屋を整える姿など、本当に愛らしい~!ぜひ私の侍女にもなってください~★(怪しい~!>私)

私の苦手な狂言もの、中盤の尾上とお初のやり取りのシーンは、長い上に、「そこぉぉ~で、おのえはぁぁぁ~、ペペンペンペン」という浄瑠璃&三味線がどうも眠気を誘いますが、それ以外はなかなか面白かったわ♪

でも、夜の部の「日高川入相花王」も実はかなり見たい。玉三郎が清姫の人形で、菊之助が人形遣いだそう。幕見だと長時間並ばないといけないのかしら??下調べしておこうっと。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

September 30, 2005

"CATS" Again!!

cats

今年の2月に引き続き、再度「CATS」を見てきました。
今回はお友達にお誘いいただいて、回転席です~!どうもありがとう!!(ウルウル)

ドキドキしながら開演を待って、気がつくととなりに猫がいたときの驚きといったら!オープニングの曲と共に、私たちも舞台と一緒にまわって・・・あー、もう至福のひとときです★

前回見たときは、初めてだったので、ダンスと歌にとにかく圧倒されて、猫たちの人間関係(猫関係?)がよく分からないままでしたが、今回はそのあたりも少しは把握することが出来て、より深く「キャッツワールド」に浸ることができました!
特に、グリザベラの悲哀と祈り、そして、グリザベラに手を差し伸べるシラバブの純真さが、本当に強く伝わってきて、とても感動しました。

キャストも、前回とは大きく異なっていて、グリザベラも、オールドデュトロノミーも別の方が演じてらっしゃいました。
全体として、前回よりも舞台の完成度は高かったように思います。最初の方のジェニエニドッツのタップナンバーも素晴らしかったし!回を重ねるごとに、どんどん舞台の完成度が高まっているのだなぁって思いました。

終演後、お友達とキャストの復習をしたのだけれど、「茶色と黒のトラ猫系」の猫たちが、やっぱり今ひとつ区別がついていないことが判明。
次回見るときは、そのあたりも注目して見てみたいと思います!(って、まだまだ見る気マンマンです!)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 19, 2005

八月納涼歌舞伎

kabuki1

八月納涼歌舞伎の第3部「法界坊」を見てきました。

場所は歌舞伎座。

kabuki2

平成中村座で公演されたときは、まだあんまり歌舞伎を見てない頃だったので、とても楽しみにしていました。
・・・しかし、ここ最近見た中では、一番イマイチだったかな(泣)。

勘三郎は、良くも悪くも、何を演じても勘三郎になってしまう。今回(も)かなり飛ばし気味だった勘三郎に、「もうおなか一杯・・・」な気分になってしまったところがあります。残念。

とはいえ、とても面白いのです。役者さんみなさんはっちゃけてるし、舞台のセット(?)のあっと驚くような動き、普段は裏方の黒子さんの活躍(笑)。エネルギーに満ち溢れてます!
ただ、それがちょっとTOO MUCHと感じてしまったかな・・・

あと、1幕、2幕は普通の芝居なのに、なぜだか3幕は踊りなのです。踊りの勘三郎、1幕、2幕のはっちゃけぶりと違って、鬼気迫るものがあり、「さすが!!」と感嘆しました!これだけでも見に来た甲斐があるというもの。
でも、話の流れから行くと、なぜここで踊り???なのかよくわからなかった・・・未熟者の私です。

そんなわけで、とにかく勢いは感じたものの、なんだか今ひとつ消化不良で終わってしまった。私自身がもうちょっと成長してから改めて見たいです。

COCOONの時も思ったけれど、勘太郎も七之助もとっても上手!人気もあるのね、若い人の出待ちがいっぱいでした♪

kabuki3


ちなみに、歌舞伎座の中はこんな感じ。上演中でなければ、歌舞伎座は中の撮影OKですが、COCOONの時もその気分で撮影しようとしたら、速攻係員の人に注意されました・・・COCOONはいけなかったのね・・・

今回、2階の1列目、花道の上あたりだったので、花道から出てくるところは見えなかったけれど、2幕終わりの勘三郎はとてもよく見えました!(見えすぎたくらいだったよ;・・)

時間があれば、獅童も見に行きたいけど・・・無理かなぁ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 12, 2005

"MOZART!"

moz_img_19

公式サイトはコチラ

帝劇にミュージカル「モーツァルト!」を見に行ってきました♪
モーツァルト役は井上芳雄さんの回でした。
公式サイトにも書いてありますが、「アマデウス」とは全然関係ない作品で(私も混同していました)、「アマデウス」はモーツァルトの才能に嫉妬するサリエリの観点から描かれていますが、こちらのモーツァルトは、父の存在と、自分の才能の重圧に苦しむ青年モーツァルトの姿が描かれています。

これはこれで面白かったのですが、モーツァルトとレオポルトとの確執以外にも、コンスタンツェやその家族との関係、コロレド大司教との関係などのいろんな要素が複雑に絡み合っているので、今ひとつ物語の焦点がボケてしまったように感じてしまったところがちょっと残念でした。(なので、ちょっと冗長で、あんまり必要性を感じない、盛り上げるためだけのナンバーとかもあったように思うし)

あと、レオポルト役の市村正親さんと、コロレド大司教役の山口祐一郎さんがやはり素晴らしく、見応えがあった一方で、このお二方&宝塚出身の方と比べると、若手が見劣りしてしまって・・・いたしかたないのだけれどね。物足りなかったかな。

でも、危なっかしい一人の青年としてのモーツァルトや、「神童アマデ」の存在など(これは注目です!)斬新な切り口が良かったです♪
これを見るとエリザベートを見たくなっちゃったな。


家に帰ってから、やっぱりこれが見たくなっちゃって、仕事しながら流していました。
アマデウス
やはりこれは名作だわ!これも舞台を見てみたいです。


--------------------------------
ブログのスキンを変更したのだけれど、スクロールすると柄も一緒に動いてちょっとうっとおしい。
でも、夏らしいので暫くこれでいきまーす!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 31, 2005

NINAGAWA十二夜の・・・

・・・出待ち、しました(笑)。

先日見終わった翌日に、感動そのまましようかなーと思ってたけれど、休演日だったの。
で、楽日前にしなければ!とがんばりました(笑)。

松緑さん、左団次さん、時蔵さん、亀次郎さんなどなどみなさん、気さくに写真撮影に応じたりして、とてもよい人だ~!そして、中には素朴に地下鉄で帰られる方も・・・なんだか親しみもてますね!

菊五郎さんは、さすがに高級車で帰られてたけど、きさくに写真撮影に応じてらっしゃるのは同じ。

そして、菊之助さま~!サイン&写真撮影の長蛇の列が!ものすごくお疲れのはずなのに、こころよく写真撮影にも応じて、サインしたペンや筋書きを返すときも、一人一人ちゃんと目を見て返していて、ああ、なんていい人なんでしょう!!
でも、地方からわざわざ見に来られて、ぜひ間近で菊之助さんを見たい!という方も多いでしょうし、ファンを大事にする歌舞伎役者さんらしいですね。

そして、普通に流しのタクシーを拾って帰っていきました。タクシーの運ちゃんになりたいよ(笑)。

私は申し訳なくて、サインもお写真もお願いしなかったけれど、間近で見られただけでよかったわ♪
長い公演も今日一杯ですが、また近いうちに再演されることを楽しみにしています!

それにしても、歌舞伎の出待ちってみなさん本当にきさくなので、くせになっちゃうなー★

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 24, 2005

七月大歌舞伎"NINAGAWA十二夜"

20050724_1

琵琶姫(ヴァイオラ)と主膳之助(セバスチャン)の双子の兄妹は、乗っていた船が難破し、離れ離れになってしまう。紀伊の国に流れ着いた琵琶姫は、獅子丸(シーザリオ)と名前を変え、左大臣家の小姓となる。そして、左大臣の信頼を得、左大臣が思いを寄せている織笛姫(オリヴィア)への使者となり、左大臣の思いを伝えに行くものの、逆に織笛姫は獅子丸に一目ぼれしてしまう。しかし、獅子丸の心は、琵琶姫としてひそかに左大臣に惹かれているのである・・・
そんな奇妙な三角関係に、織笛姫の叔父の鐘道、公家の英竹、女中の麻阿、織笛姫に思いを寄せる坊太夫などががからんでの大騒ぎ!
------------------------------------

楽しみにしていた「NINAGAWA十二夜」を見に行きました♪
蜷川さんのお芝居は初めて、シェイクスピアも全く知らない私ですが、とても面白かった!
また、言われなければ、シェイクスピアだとは分からないほど、うまく歌舞伎に書き換えられていたことがさすが!と感心しました!
こういうのを見ると、シェイクスピアも、歌舞伎も、元を正せば庶民のための演劇で、共通するものがあるのだなぁと感じられました。
その一方で、大道具や舞台装置などもとても斬新で、また、特殊な舞台装置のため、照明も今までの歌舞伎とはだいぶ違い、とても新鮮でした。

今月は、昼・夜共に「十二夜」です。長い芝居なので、体力的にも本当に大変だと思います。筋書に蜷川さんが「通常の稽古期間は1か月なのに、今回は10日しかなかった」と書かれていましたが、初めての演目、初めての試み、長いセリフということで、出演者の方々もさぞかし苦労されたことでしょう。
実際、舞台も皆さんイッパイイッパイ演じるというのがよく分かりました(笑)。セリフの言い直しも何点か見られましたし。歌舞伎の演目というのは、みんなそれこそ子供の頃から数え切れないほど見たり、演じたりして、体に染み込んでいるのでしょうか。セリフがつっかえるところなど見たこともありませんが、やはり新作は大変なんですね・・・

だからといって、舞台が未熟だっということは全くなく、本当に驚くほど不自然さがありませんでした。見事というしかありません!
1回目の休憩までが長かったので、休憩前がちょっと長く感じられましたけれど、後は早い場の展開で、本当に飽きさせることなく見せてくれました。
上演を重ねるごとに、きっと皆さん役を自分の物にされて、芝居自体の円熟味も増していくことと思います。また、是非観たいと思わせる舞台でした!

私的に残念だったことは、菊五郎さんが道化の捨助(フェステ)役(と坊太夫の二役)だったのだけれど、道化自体の役割が歌舞伎の芝居の中で今ひとつ浮いているように感じてしまったこと。菊五郎さんの演技自体は素晴らしかったのですが、役柄がちょっと中途半端に感じてしまったところがありました。
もう一つ、私は菊之助さんが大好き!ですが、演技も何もかもがちょっと優等生過ぎてしまって、インパクトには欠けてしまったんじゃないかな?という点でした(贅沢ですかね?)。顔立ちのよさは言うまでもなく、演技もとっても上手、むやみにテレビに出たりしないところも好感が持てて、さらにとても真面目で稽古好きというお話まで聞いてしまって、私は本当にファンなのですが、もう少し年齢を重ねて、味わいも出せるようになったら、さらに演技にも深みが増すのではないかな、なんて思ってます。
とはいえ、「十二夜」自体は、菊之助さん以外ではもう考えられないのですが!

そうそう、前に「恋に落ちたシェイクスピア」について書いたけど、あれがなぜ「十二夜」に続くのか、ということについては、舞台を見たらよくわかりました♪やっぱり、シェイクスピアについて知識を得てから観ると、もっと面白いのねー。

ランチは、鳴神にするか、鯛の蔵 光仙にするか迷ったのですが、結局鯛の蔵にしました。どちらも幕間の短い時間にいただけるので(鳴神は事前に予約した方がベター)便利です!

ポスター。本当は主膳之助の方が上なんだけれど、オヒメサマなキクノスケが好きなので、上下逆さに載せちゃおう!
20050724_2


| | Comments (2) | TrackBack (0)

June 20, 2005

六月大歌舞伎

今週は、もともと桜姫のチケットを取っていた上に、歌舞伎座(昼の部)のチケットも手に入ったので、期せずして歌舞伎三昧な一週間になってしまいました。


★信州川中島合戦

武田信玄と長尾輝虎は敵対する仲。信玄には、山本勘助という優れた軍師がおり、輝虎はなんとか勘助を味方につけたいと考えている。そこで、部下の直江山城守が勘助の妹と結婚していることを利用して、勘助の母と妻を越後へと呼び寄せる。なんとか勘助の母を取り込もうとするのだが、母はなかなかしたたかな老女であり、とうとう
輝虎はかんしゃくを起こし、刀に手をかけてしまう・・・


★新歌舞伎十八番の内 素襖落

主人の大名が伊勢参りに行くというので、その伯父にも一緒に行かないかと打診に行った太郎冠者。伯父は不在だったが、姫御寮に酒を振舞われ、すっかりよっぱらって踊りだす。


★恋飛脚大和往来 封印切、新口村

飛脚問屋の忠兵衛は、遊女梅川と恋仲。なんとか梅川を身請けしようと、手付金を支払っていたのだが、期限までに残りの金が準備できそうになく、梅川は金持ちの八右衛門に身請けされそうになってしまう。梅川や遊郭のみなの前で八右衛門に馬鹿にされた忠兵衛は、公金に手をつけてしまう。
公金で梅川を身請けしたものの、捕まれば死罪。忠兵衛は梅川に一緒に死んでくれと請い、二人で忠兵衛の生まれ故郷、新口村へと向かう。
---------------------

今回もとてもよい席だったのですが・・・し・か・し・・・今週とても多忙だった私はかなりの寝不足気味で、何度も睡魔に襲われたのでした・・・

しかも、演目がまた眠気を誘いそうなものばかり・・・
川中島は、私の苦手な戦国もの(オットは、「山本勘助って正体がわかんない人で云々かんぬん」と言っていたが、私はあまり興味がない・・・)。
素襖落は、狂言を元にしたのだから、面白いんだけれど、長い・・・
恋飛脚大和往来は、実は「新口村」だけは去年見てるんだけれど、確かそのときも寝てしまった気が・・・面白いんだけれど、近松門左衛門なので、ちょっと長くてくどくて大げさなのです。

そんなわけなので、感想を述べる資格もないかも?ですが、
川中島は、華やかだったけれどあんまり私好みじゃなかったのですが、あとの2つは面白かったです。
素襖落は、吉右衛門のコミカルな動きが面白かったです。さすが~という感じ。大きな杯でお酒を飲むところなんて本当に面白いの!
恋飛脚大和往来は、染五郎がやっぱり上手だなーって思いました。特に、近松の大げさっぷりをとっても上手く表現してたように思います。顔立ちも美しいので、新口村の雪景色もとっても美しかった。(こんなに歌舞伎がはまっているのだから、ドラマになんてもう出なくても良いのに!)
孝太郎もとっても上手だったけれど、孝太郎サンってなんだかのび太っぽいんですよね(ゴメンナサイ!)。女形になってもなんだかのび太っぽくって、あのお姿から売れっ子の遊女を想像するのはちょっと厳しかったです(笑)。

あと、関係ないけど、今回の演目3つとも、それぞれ異なる黒子さんが登場しました。
1つ目では、普通のいわゆる黒子さん。手の先だけはなにもつけてないんだけれど、作業が終わると手が目立たないように、手を隠して戻っていくんです!すごい!
2つ目では、狂言だからなのかな?と思うのだけれど、黒子さんじゃなくて、普通に裃つけた人が黒子さんしてます。
そして、3つ目の新口村は、雪景色だったので、白い黒子さん(白子さん?)が登場したんです~!芸が細かいわっ!と思ってしまいました。
---------------------
今回は久しぶりに、「芝居茶屋」のくずきりを頂くことが出来ました。夜の部だと、お休みのことが多くって・・・
暑かったし、つるつるっと美味しく頂きましたっ♪

七月はいよいよ菊之助の「十二夜」なんだけれど、チラシやポスターからしてなんだか不思議な香りが漂っていて・・・どんな作品になるのか、楽しみ半分、心配半分です。
その前に、十二夜を読もうっと★


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 16, 2005

"コクーン歌舞伎 桜姫"

sakurahime

----------------------------------
良家の姫である桜姫は、生まれたときから左手が開かない。それを苦に出家しようとするが、寺で祈祷を受けると不思議なことに桜姫の左手が開く。その中からは、この寺の高僧である清玄の名が刻まれた香箱が転がり出る。
17年前、清玄は稚児と恋に落ち、二人で心中を図ろうと、お互いの名を刻んだ香箱を交換し、江ノ島で身を投げたのだが、清玄は死にきれず、今に至るのである。桜姫は稚児の生まれ変わりなのか・・・
また、その場に登場した権助は、実は姫がその子をなし、恋焦がれていた相手。権助との再会に、思わず我を忘れる姫なのだが・・・
----------------------------------

前回に続き、今年もコクーン歌舞伎に行ってまいりました♪
なんだか最近、舞台を見るときしか渋谷に行かないような気がする・・・前に来たのも、パルコ劇場に三谷の芝居を見に来たときだったような・・・
なので、間違えてパルコに行きそうになりましたが、コクーンはBunkamuraですね。本当におのぼりさんだわ・・・

そうそう、出掛けに、平場席だよなーと思って、座っても辛くない服装で出かけたのも大正解♪しかも、平場の一番後ろの席だったので、後ろにもたれることも出来てラクチンでした★さらに、通路側だったので、役者さんが縦横無尽に客先を駆け巡るとき、本当に真横を走るので、かなり迫力がありました!

というのはさておき、桜姫。
すっかり忘れていましたが、実は去年歌舞伎座で見ました。でも、そのときは昼の部しか見てないので半分しか見ておらず、はっきり言ってよく分からなかったの。なのでどうやら記憶の中から抹消されていたようでしたのです。見てるうちに思い出してきました。

福助のお姫様姿も、初めて見たかな?いつも見るのは、町のおばちゃまみたいな役が多かった気がします。でも、とても可憐なお姫様だったし、途中から突然恋に狂う娘に変わっていく姿は、見事でした♪

そして、橋之助が、清玄と権助の二役。これもまた見応えがありました♪橋之助ってご本人が、マジメで、人柄もよさそうなので、彼が悪人の役をやるとつい違和感を感じちゃうんだけれど、今回はなかなか良かったです。

そしてびっくりしたのが、勘太郎と七之助が結構上手だったこと。声もよく通っていたし、特に勘太郎は二役だったけれど、二役目の娘の役はちょっと意外で、実は勘太郎だと分からなかったのでした~。

歌舞伎座と違って、横幅がなく、高さがある舞台を、うまく使ったセットもなかなか良かったと思います。

----------------------------------
ただね、ストーリー自体が結構分かりにくい。そして、午前と午後に分けてやるほど長い舞台を一つにしているので、はしょってるところが多いのか?ストーリーを読まないと分からない個所があります。(歌舞伎座で見たときは、冒頭に清玄と稚児の心中のシーンもあったような)
そもそも、心中の話とか、本筋とは関係ない話も、鶴屋南北が脚本に盛り込んだという背景があるようで、それが分かりにくさに拍車をかけたのか?
それさえなければ、お姫様あり、侍あり、町の衆あり、おかみさんあり、と結構見所もたくさんあって、面白い舞台だったと思います♪

それにしても福助のお姫様は可憐でした♪私は、玉三郎の桜姫より良かった気がするなぁ。

----------------------------------
関係ないけど、パンフの写真を撮ってたら、「私もー!」としゃしゃり出てきたうちのキャンさん。
こちらのブログでは初登場かも!?初登場ならもっとかわいい写真を載せるべきだったか?
candy

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 10, 2005

「十八代目中村勘三郎襲名披露 五月大歌舞伎」

200505kabukiza


とーーーっても見たかった5月の歌舞伎、運良くチケットを入手することができたので、ルンルン(死語?)で見てきました♪

●義経千本桜(狐忠信)
このお芝居は前から見たかったのです。というのは、「古畑任三郎」でこれを使ったプロットがあるのです。狐忠信を演じる歌舞伎役者を演じるのが(ややこしい)堺正章なんだけれど、これが上手なのですよ!
今日狐忠信を演じたのは、菊五郎。もちろん、素晴らしかったです!動きも軽やかだし、若いわ~。(でも、菊五郎の狐は飛ばないんですって。)
海老蔵&菊之助の義経・静御前もとても美しかった~!キクノスケ好きの私は、かわいらしいお姫様なキクノスケを見られて満足♪

●鷺娘
ひさびさの玉三郎。「最近娘役はやっぱりキクノスケよね!」と思ってた私ですが・・・やられました!
玉三郎、美しすぎ!顔小さすぎ!首長すぎ!踊っている姿はどこからみても女性です。
舞台は玉三郎らしく幻想的で、うっとりしてしまいました。
早代わりもすごいんだけれど、後ろで紐を抜いたりする黒子さん(って、黒くなくてもいうのかな?)とのチームワークもすごいし、信頼してないとできないよねー!
やっぱり玉三郎、すごいです!

●研辰の討たれ
楽しみにしてた研辰!勘三郎大炸裂でものすごく楽しめました!
オープニングのシルエットもとっても新鮮だし、大きな階段と橋を組み合わせたようなセットも斬新だけれど、室内のシーンでも全然浮いていなくて、さっすがー!と思ってしまいました。
これは、勘三郎の、勘三郎による、勘三郎のための舞台、ではあるのですが、脇を固めるキャストもものすごく豪華!私は、染五郎がやっぱり上手だなーって感心して見ちゃいました。
獅童も楽しみにしてたんだけれど、おちゃらけキャラみたいなので、ほとんど地でやってるのかな、という感じ。一度歌舞伎らしい舞台で見てみたいものです。
そして、勘三郎遊びすぎ!七之助が「やじさんきたさん」の格好で出てくるし、今日結婚が発表された獅童を揶揄して「結婚決まったやつもいるっていうのにー」なんてアドリブセリフをいれたり!(カーテンコールでは獅童真ん中に引っ張りだされてるし・・・)
そう、カーテンコールがあったんですよ!前にコクーン歌舞伎の「夏祭~」の時もカーテンコールあった気がするけど、歌舞伎座でなんて新鮮♪
野田版・・・歌舞伎なんだけれど、違うエッセンスがたくさん詰まっている、とてもフシギだけれど、魅力的な舞台でした。
唯一残念だったのは、大きなセットになってしまったために、舞台自体が広くなりすぎたせいなのか?役者さんの声の通りが今ひとつになってしまったこと。歌舞伎ではマイクなど一切使わないのに、今まで聞こえにくいと思ったことなかったけれど、今回は前から5列目だったのに、反対を向かれてしゃべるとちょっと聞こえづらかった。
その辺の融合が難しいですよねー!


今月の歌舞伎は、演目も、役者さんも、襲名公演の華やかさも、なにからなにまで大大大大満足!!でした♪
まだ興奮冷め遣らぬ~★

あっ、歌舞伎座よく行く割には、あんまり有名人に会わないんだけれど、今日はみかけましたよ、デビ夫人(笑)。でも、すっごい小柄でびっくりしたけど、めちゃめちゃきれいでした(肌とか、つるつる!)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 07, 2005

"オペラ座の怪人"

Kif_4090

念願の劇団四季の「オペラ座の怪人」、とうとう見てきました!
舞台でミュージカル版を見るのは初めてで、とても楽しみにしていました!

20世紀のオペラ座のオークションのシーンから、シャンデリアに灯りがともり、一気に19世紀の活気のあるオペラ座へと引き込まれました。

ファントム役の高井治さんの歌声が本当に素晴らしかったです。クリスティーヌ役の佐渡寧子さんは、初々しさにはちょっと欠けたかもしれないけど(失礼!)力強い歌声で、ファントムとクリスティーヌとのデュエットナンバーなどは迫力があり、見事でした。
華やかな舞台シーン、幻想的な地下の怪人の住居などの美術もとても美しく、私が心の中で描いていたとおりの舞台でした。

クリスティーヌを愛しながらも、歪んだ愛情表現しかできないファントム、純粋にクリスティーヌを愛し、守ろうとするラウル、「天使」だと思っていたファントムの正体を知り、戸惑うクリスティーヌ。3人の心の動きが痛いほど伝わってきて、また、物悲しいラストには思わず涙がこぼれそうになってしまいました。

ガストン・ルルーの原作は読んだことがありませんが、(舞台ではかなり脚色されているということなのですが)是非原作の雰囲気も味わってみたいと思います。

以前映画が今ひとつだったという感想を載せたのですが、舞台を見てから映画を見ればよかった・・・舞台を見た後映画を振り返ると、ロイド=ウェーバーが映画で表現したかったことがなんだったのか、理解できるような気がします。もう一度改めて映画も見てみたいです。

こんなかわいいファントム・ベアを売っていたので、思わず買ってしまいました!
Kif_4093

| | Comments (2) | TrackBack (1)

April 22, 2005

"Les Miserables"

sidemenu_top_b_lemis

「『レ・ミゼラブル』が見た~い!」と日々唱えていたら、チケットが舞い込んできました♪唱えてみるものだわ★
平日の昼間だから母を誘って行ってきました!

本日のキャストは
バルジャン=今井清隆
ジャベール=鈴木綜馬
エポニーヌ=ANZA
ファンティーヌ=井料瑠美
コゼット=河野由佳
マリウス=泉見洋平
アンジョルラス=岸祐二
テナルディエ=佐藤正宏
テナルディエの妻=森公美子
でした。

割と地味目?(私が知らないだけ?)なキャストですが、とてもよかったです。
「ミス・サイゴン」での知念里奈がとてもよかったと聞いていたので、知念里奈のコゼットが見られるといいなーと思っていたのだけれど、今日の河野さんのコゼットもとても愛らしかった♪
これ見たら、スペシャルバージョンも見たくなりました。オークションで探してみようかなぁ。

今回久しぶりにこの作品を見たら、前よりもストーリー(というかそれぞれの登場人物の心の葛藤)がより強く胸に迫ってきたように思いました。
Les Miserables=貧しい、悲惨な境遇にある人たち・・・
原作だと、誰か一人が突出した主人公ではない、というようなことがパンフに書いてありましたが、舞台でもそれを強く感じました。みんなそれぞれの事情を抱えたmiserableたち・・・前回あまり思わなかったのだけれど、ジャベールが良いですねぇ。
マリウスとコゼットだけが、みなの思いを受け継いでいくのかな。ちょっと頼りないけど(笑)。

高校時代に原作の読破を試みて、途中で挫折した経験があります(情けない~)。今回改めて調べてみたけれど、全5巻なのですね。もっと長いと思っていました。
なので、私が文字で読んだのは、子供版の「ああ無情」だけ。しかも、金の食器を盗んだことを、司祭様に許されるところで終ってたと思ってたんだけれど、実はコゼットもマリウスも出てくるらしい。全く記憶にないのですが・・・
あと、前回舞台を見たときに、アンジョルラスたちが戦ったのはフランス革命だと思っていたけど、全然時代が違うじゃんっ!と自分に突っ込みたくなりました(笑)。

これを機会に原作を読んでみようかな!と思いました~。
(けど、舞台や映画見るたびにそう思うけど、全然読めてないし・・・)
とりあえず、フラ語版GRで読んでみるかなー。

amazonだとなぜか1巻が画像がなかったので、2巻だけれど。
レ・ミゼラブル (2)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 04, 2005

中村勘三郎!!

フジテレビで、中村勘三郎襲名スペシャルをやってました♪
チケットはプラチナチケットだったそうで。。。もちろん3月の襲名公演は見に行くことはできませんでした。(5月の「研辰の討たれ」はなんとかゲットしようと画策中!)

勘九郎は、実際見ると、決して大きくはないし、顔も大きい(笑)。でも、舞台ではどうしてあんなに大きく存在感があるのだろうか?といつも感心してしまいます。どんな役でも、勘九郎らしさがとてもよく現れていて、本当にひきつけられます~!
十八代目勘三郎が見られる日が楽しみ♪5月なんとしてもチケットをとっていきたーい!と思ってしまいました★

ところで、このスペシャル、前半は、次男の七之助の事件についての話もずいぶん含まれていて。。。本当に残念な事件ではあったのだけれど、今回の公演に出演できなかったこと、何よりも本人が悔やまれてならないだろうな、となんともいえない気持ちで見てしまいました。
一日も早く復帰できることを願っています。

そういえば~、前に歌舞伎座の前でたまたま出待ちしたときに、勘九郎もみかけたことあったのだけれど、すごーいスポーツカーみたいなワカモノ風の車に乗っているのです♪
その辺もやんちゃっぽくて、スター性があって、勘九郎らしい★なんて思ってしまいます~!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 05, 2005

"CATS"

Kif_9415

ちょうど一ヶ月前の今日、夜の10時頃のこと。
翌日行く予定にしていた「キャッツ」のチケットをニコニコしながら確認していたオットが凍りついた!
「これ、今日のチケットだったよぉ!」
がーーーん・・・
あの衝撃の瞬間からなんとか立ち直り、指折り数えて待った今日、ようやく念願のキャッツを見ることができました♪

オットは初演を見ているそうなのですが、私は初めて。「ラストが子供心に衝撃だった」と聞いていたのですが、詳しいストーリーはほとんど知らないまま見に行きました。

オープニングで、背筋がぞくぞく~!っとしました!こんな舞台は久しぶり!次々に出てくる個性的な猫たち。
みすぼらしいグリザベラと愛らしいシラバブ。威厳漂うオールド デュトロノミー・・・
すっかりと舞台に引き込まれてしまいました。
ラスト近くのグリザベラの「メモリー」には、本当に胸が震えました。ゴミのセットも本当に凝っていてびっくり!携帯電話には、キャリアのロゴまで入っているのですもの!(ちょっとブラック、ではありましたが)
ちなみに私は回転席の数列後ろの方。それでも十分楽しむことができました。回転席だともっとすごいのかな?

最後のグリザベラの昇天は、宗教的な意味も込められているようで、全体的に日本人にとって決して理解しやすいとはいえないテーマなのに、日本人にこれだけ熱狂的に受け入れられたのはすごいことですね。もちろん、難しいことを考えなくても十分に堪能できるのですが。

全般的には本当に感動して帰ってきたのですが、キャストの中で、歌もダンスも上手いキャスト、となると難しいのかな~という思いもありました。ダンスメインのナンバーだと、歌がちょっと今ひとつの人もいたし・・・一方、最初の方のナンバーのタップもちょっと不満足。天はなかなかニ物は与えてくれないのですね。

Old Possum's Book of Practical Cats
これが原作のエリオットの詩。これも読んで、改めてこの詩に込められている意味に触れてみたいです。

次は「オペラ座の怪人」を見に行きたいな♪もちろん、映画のほうも!

#画像、プログラムの写真を撮ろうかと思ったけれど、シルバーで撮りにくかったので、プログラムの入っていた袋を。

| | Comments (2) | TrackBack (0)