February 26, 2007

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(夜の部)

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
    同 二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
七段目 祇園一力茶屋の場
十一段目 高家表門討入りの場
     同 奥庭泉水の場
     同 炭部屋本懐の場

早野勘平    菊五郎
女房お軽    玉三郎
大星由良之助 吉右衛門
大星力弥    児太郎
寺岡平右衛門 仁左衛門
小林平八郎   歌 昇

===============

結局夜の部も、チケットGETして行って来ました♪

子供のころ、早野勘平のモデルとなった人物の地元に住んでいたため、「オカルとカンペイ」という言葉はずっと前から知っていたけれど、詳細はずっと知らないままでした。
いつか見てみたい、とはずっとずっと思っていましたが、そんな願いがようやくかないました。

それにしても玉三郎さんの美しいこと!!
この人、踊りは素晴らしいけれどお芝居はあんまり今までよいと思ったことがなかったのですが、お軽は美しいだけではなく、お芝居も素晴らしかったです。
(実は、今回の筋書きで玉三郎さんが、お軽に対して熱いコメントを寄せていたのが、今回、夜の部も見たい!と思ったひとつのきっかけにもなったのです。)

幸四郎さんの由良之助もよかったですけれど、吉右衛門さんの由良之助もユーモアがあってまたまた良いですね~。
私は、声のとおりがイマイチなこと以外、幸四郎さんは結構好きですが、「アンチ高麗屋」な方も多いため、幸四郎さんいつも評判良くないですねぇ。
昼の部を見に行ったときも、休憩時間に、幸四郎さんの「ぶるぶるぶる~」というしゃべり方を真似て揶揄している方がいて、ちょっと悲しかった。。。

菊五郎さんは、昼も夜もおなか丸出しで(笑)切腹する役。勘平もさすが菊五郎さん!舅を殺してしまったと驚く姿がユーモラスでもあり、悲哀にも満ちています。

仁左衛門さんのちょっとお調子者の平右衛門、お軽との息もぴったり!
とにかく、なんとか忠義を尽くしたい気持ちが伝わってきました。

とにかくとにかく私ごときでは書ききれないほど魅力にあふれた忠臣蔵。

過去の上演を確認すると、ある年の上演では。。。
道行の勘平:新之助、お軽:菊之助
五段目の勘平:菊五郎、お軽:菊之助
大星力弥:松也

なんていう夢のような上演もありました!
ああ、時を戻してみてみたい。。。

ところで、2月は博多座で、菊之助の鏡獅子だったのです。
あーん、見たかった!!
名古屋くらいだったら見に行ってしまったかも。。。(博多はさすがにいかれないや~。。。)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 12, 2007

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(昼の部)

Cocolog1

大序  鶴ヶ岡社頭兜改めの場
三段目 足利館門前進物の場
    同 松の間刃傷の場
四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
    同 表門城明渡しの場
浄瑠璃 道行旅路の花聟 清元連中

高師直     富十郎
桃井若狭之助  吉右衛門
足利直義    信二郎
塩冶判官    菊五郎
顔世御前    魁 春
薬師寺次郎左衛門  左團次
大星由良之助  幸四郎

早野勘平    梅 玉
鷺坂伴内    翫 雀
腰元お軽    時 蔵


===============
今まで忠臣蔵の外伝みたいなのは見たことありますが、
仮名手本忠臣蔵は初めて。
切腹の画面がちょっと長くて若干眠かったのですが(汗)、
それ以外は本当に面白かった!
大序っていうのはじめてみたけれど、人形という設定の役者が、
名前を呼び上げられると息を吹き込まれるさまが本当に見事。
大序は本当に絵巻のように美しかったです。

菊五郎さんの塩冶判官が楽しみだったんだけれど、
なかなかどうして、
幸四郎さんの由良之助がとっても良かったです。

夜の部のお軽と勘平もみたいな、とただいま画策中♪

#同じ演目を何度も見ると、誰がなんだったか後々思い出せないので、
配役を極力書くようにしたいと思います。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

January 22, 2007

初春歌舞伎公演「通し狂言 梅初春五十三驛」

国立劇場、初めて行ってまいりました!
166年ぶりに復活、という通し狂言。
菊五郎劇団出演です!(もちろん、菊之助さんも~♪)

ストーリーはあってないような。。。(というか、見てから1週間以上経ってしまったので少々記憶が薄れ始めている。。。)
京の都からお江戸まで、ある「物」を追いかけて人々が追跡劇を繰り広げるのですが、途中の宿場などでさまざまな事件が発生します。
この、五十三次をそれぞれ見せる、というのが当時流行の演目だったようです(現代で言えば、旅行番組のようなもの??)
今回の復活上演では、厳選されたいくつかの宿場のみの場となります。

なんといっても四役を演じた菊五郎さんが素晴らしい~!!
上のポスターの写真にもあるような、猫耳をつけた菊五郎さんに「萌え~」とはなりませんでしたが(笑)、
真面目な役も、恐ろしい役も、笑いを取る役も、それぞれに演じきる菊五郎さんはさすが~!!

そして私は、久しぶりに菊之助さんの若侍姿が見られて、ご満悦☆

最近ぐっと成長した松緑さんも、相変わらず美しい松也さんも、もちろんステキだった~!
三津五郎さんもよい役でしたが、なんだか最近だんだん影が薄くなっているような??
ついつい成長著しい若手に目が行ってしまう私なのです。

ところで、今回母と一緒に行ったのですが、母娘の観劇もなかなか楽しいわ☆
もっと頻繁に母を誘ってあげようと思ったのでした。


国立劇場ロビー内にあった大きな凧。
劇中の一シーンです。


初春歌舞伎ということで、手ぬぐい撒きがありました。
菊之助さんは花道の上から投げていたから、どうせここまで届かないから~っとボーっとしていたら、舞台上から投げられた手ぬぐいが、周りの方の間で争奪戦となり、リバウンドして私の背中と座席の間にすぽっと落ちました(笑)。
無欲の勝利!だが、見てなかったので誰が投げたものかわかりません。。。多分三津五郎さん??
手ぬぐいは母に上げてしまいました。

パンフ中にあった、五代目菊五郎が猫耳をつけてるお姿ですが。。。
写真が古いので(明治20年)ホントの猫耳老婆みたいでおそろしい。。。
けど、こういう写真が残っているところがすごいっ!


ところで、先日教文館書店に行ったところ、売れ筋ランキングが張り出されていたが、何故か1位だったのがこちら。

そんな売れ筋だとは知らなかった。。。しかも、うちにはフツーに合ったので知りませんでしたが、amazonですら買えないのです。(普通の書店で買えないから人気なのか??)
ご購入希望の方は(いるのか?!)こちらからドーゾ=>CLICK!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 17, 2006

新橋演舞場花形歌舞伎

Enbujo_chirashi_0611

今月の演舞場は、旧三之助揃い踏みです♪
(でも、松緑の襲名以降、本格的に歌舞伎を見始めた私は、三之助時代は知らないの~。。。)
いわゆるトチリ席だし、花道横だし、花道が多い演目ばかりだったからサイコーでしたよっ!
菊之助MONTHのため、いささか興奮気味な感想をドーゾ。



番町皿屋敷

喧嘩大好きな旗本、青山播磨は、腰元のお菊とひそかに恋仲に。
しかし、播磨に結婚話が持ち上がり、播磨の心を疑うお菊は、わざと家宝の皿を割り、播磨の心を試す。
誤って割ってしまったと思う播磨は、お菊を許すが、やがてわざと割ったことが分かり、それが自分の心を試すためだと知った播磨は。。。

===================================
井戸からお菊さんが出てきて、「一枚、二枚・・・」という話だったと思っていたけれど、これはなんと悲恋もの。
播磨役の松緑、豪快だけれど恋には純粋な若侍を見事に演じきっており、かなり見ごたえがありました。それにちょっとスリムになった?見直しちゃったな。



勧進帳

義経一行が山伏の一行に身を隠し、東北に逃れようとしているとささやかれている。安宅の関を守る富樫は、山伏は絶対に通さないと固い決意で守っている。
そこへ、弁慶を先頭に、義経の一行が到着する。

===================================
富樫=菊之助、弁慶=海老蔵の、夢の競演。
勧進帳自体は、今回三回目だけれど、今まで見た中で一番良かった。

最初に見たのは松緑襲名のときで、松緑が弁慶、菊五郎が富樫だったけれど、松緑は弁慶にはまだちょっと役不足、アンバランスと感じた。
次は海老蔵襲名で、団十郎が弁慶、海老蔵が富樫。海老蔵は、やっぱり団十郎に食われていた、と思った。

で、今回の菊之助と海老蔵の富樫・弁慶は、真面目っぽい菊富樫と、豪傑な海老弁慶のバランスもバツグン!やっぱり海老は弁慶の方が合うな、と思ったけれど、やはり襲名公演で鍛えられたのかな、2年前弁慶をやっても、また役不足だったかも。
と思うと、成長した松緑の弁慶も見てみたいな、とも思う私。

あと、海老菊なのだから、できれば義経も若い役者にして欲しかった。だって、明らかに弁慶より年取ってる義経なんだもの。松也あたりの義経も見てみたいけど、松也じゃ背が高すぎるか~。。。



弁天娘女男白浪

鎌倉にある呉服屋に、美しい武家の娘が供を従えてやってくる。婚礼の衣装選びということだが、その最中、そっと小布を懐に隠す。
帰り際、万引きだと咎められ、店の物に打ちすえられて怪我をするが、なんとその小布は別の店で買ったもの。
呉服屋は金子を要求されるが、その娘は実は・・・

===================================
いやいや、菊之助の弁天小僧菊之助ですよっ!
↑の富樫とは打って変わり、愛らしい娘姿で登場!ひさびさに、娘チックな菊之助♪
「婚礼の支度とは言わないで~」と恥らう姿に♥♥♥!!

そして、男だと見破られたときの変わりようと言ったら!!!
「知らざぁ言って聞かせやしょう!」の名ゼリフ!!(声の通りも良いのよねぇ。。。)

海老蔵との絡みを2ヶ月連続で見たので、「派手な海老蔵と競演しちゃうと、菊之助は脇役タイプか!?」なんて複雑な心境だったけれど、ところがどうして、やっぱり十分主役はれるじゃないですか!最近菊之助主役の芝居見てなかったから、忘れてたよ!!
それに、清純な娘役や、真面目一本やりな若武者役ばかり見てきたけれど、こーんなワルな役もステキ!!新たな魅力を発見しちゃったかも。。。

それにしても・・・十年時間を戻して、襲名公演の弁天小僧を見てみたいわぁ!!


===================================
===================================
ところで、↑のチラシの一番←のヘンな人、菊之助なんだけれど、これは夜の部の船弁慶の衣装なんだよね。弁天小僧や富樫の方がずっとずっとステキなのに、何でこのヘンな船弁慶の写真が採用されてしまったのか、理解に苦しむ。。。
船弁慶、大体陰気な舞であんまり好きではないのだが・・・菊之助ならちょっと見たいかも(笑)。海老蔵の宙乗り狐忠信も見たい。。。むむっ!まだ空席もあるっ!


ところで、先日江ノ島に行ったときに、菊五郎・菊之助親子の手形があったの。
弁天小僧、江ノ島出身(?)ということになってるから縁があるって言うことで、江ノ島歌舞伎なども上演されたそう。。。

画像使い回しですが、こんな写真も撮ってきました♪

Kabuki


===================================
===================================
ところでその2、まもなく「犬神家の一族」が公開されるけれど、なんで菊之助この役受けちゃったのかしら??ほとんどマスクかぶってるし・・・

大体、「東京国際映画祭のクロージング」にもマスクで行っちゃったって、ちょっとショックなんですけれど・・・
と思ったけれどね、良く見たら菊ちゃん素顔で写ってるじゃん!では、このマスクマンはいったい誰~??

あとさ、最近菊之助の出待ちする人たちは、お約束で「スケキヨ ストラップ」をつけないといけないらしいの(笑)。いくら菊之助ファンの私でもこれは・・・

って、ある日私がコレつけてるのみたら笑ってください・・・


それにしても、今回の感想は、菊之助ネタ満載すぎるよっ!<=と、自分につっこんでみた。。。

| | Comments (6) | TrackBack (0)

October 04, 2006

「芸術祭十月大歌舞伎」

えーーっと、五月以来の歌舞伎、そして、ひさびさの歌舞伎座に行ってきました。


芦屋道満大内鑑(葛の葉)

安倍保名と妻葛の葉が暮らす家に、葛の葉の両親が訪ねてくる。
ところが、訪ねてきたのは両親だけでなく、葛の葉姫本人も。
保名と暮らしている葛の葉の正体は???

===================================
初めて見たけれど、前半はコミカル、後半は涙を誘う親子愛。楽しめました。
障子に句を書くシーンが見事。



寿曽我対面

源頼朝の家臣、工藤左衛門祐経と対面を果たした、曽我十郎、五郎の兄弟。実は二人にとって祐経は親の敵。「敵を討つっ!」といきまく弟の五郎に、これを押しとどめる兄の十郎。

===================================
はっきり言ってこれを見に行きましたよ、今回は。
だってさ、菊之助&海老蔵が兄弟を演じ、敵役は團十郎だもの!見逃せないでしょっ!
筋なんて全然覚えていませんね(苦笑)、ずっとあの二人を見てため息ついてましたから(笑)。
さほど海老蔵好きでもない私があれだけ楽しめたのだから、菊之助&海老蔵両方好きな人にはもうたまらないね!
しかも、恋人役じゃなくて、兄弟役っていうのがまたいいじゃないですか!
もう、絵のように美しかったです。はぁぁぁぁ~。。。
海老と比べても、菊之助声いいなぁ~、りりしくて素敵だなぁ。。。でも、化粧するとママソックリ&ほうれい線が気になる私です。



一谷嫩軍記(熊谷陣屋)

戦から戻った熊谷直実。平敦盛の首をとって帰ってきたのだ。そこに源義経が登場。首の検分をする。

===================================
↑の反動で寝ました(笑)。だって、熊谷陣屋見たことあるし。。。と思ってたんだけれど、過去のblogチェックしたけれど、見た記録は発見できなかった。blog書き始める前だったのかな?ストーリーは知ってたしね。。。
熊谷直実は幸四郎さんでした。いつもこの人、全然声が聞こえないんだけれど、今回は席のせいか、一応聞き取れたかな。声小さいのか、通りが悪いのか。。。



お祭り

絶対寝ると思ってたダンシングだったけれど、面白くってワクワク見ちゃった。
山王神社のお祭り帰りの。。。という設定でしたが、山王神社のお祭りって、昔からそんなに有名とは知らなかった。京橋の当たりも山王神社の管轄らしく、「範囲が広いなぁ」といつも思ってたけれど。。。

仁左衛門さんによるダンシングでしたが、この人の踊りは初めて見たかな?染五郎さんが仁左衛門好きなのが良く分かる、系統的に似ているものを感じたわ。踊りも上手だったわ~。



===================================
===================================

いやー、しかし今月は夜の部も見たいね。
仁左衛門さん&菊之助さまのお軽と勘平に、怖いもの見たさで見てみたい、幸四郎さんの髪結新三よ。



===================================
===================================

そしてそして、来月の演舞場は、昼も夜も絶対見たいっ!

詳しくはコチラをご覧いただくとして、

昼の部は、海老キクの「勧進帳」はまあどっちでも良いとしても、オクサマ、菊之助の「弁天娘女男白浪」ですわよっ!私が歌舞伎にハマるずっと前、かれこれ10年前に菊之助襲名で演じた演目ですっ!確か、菊五郎パパの弁天小僧は見たような気がするのでキクノスケの弁天小僧キクノスケが楽しみで仕方ないっ!
松緑さんの「番町皿屋敷」も楽しみだわ~。。。

夜の部は、やっぱり海老蔵の狐忠信が楽しみっ!菊之助の「船弁慶」も楽しみだけれど、これ陰気くさい踊りだからねぇ。もうひとつ松緑さんで明智光秀ものらしく、これはどうなんでしょうか???


ひさびさの歌舞伎で興奮しました♪
悪天候の中ご一緒してくれたお友達、ありがとう☆



【追記】

書こうと思っていて書き忘れてしまいましたが、團十郎さん復帰されて初めて舞台を拝見しました。
ほとんど座っている役だったので、まだ体調が万全でないことが伺えましたが、それでも、圧倒的な存在感は変わらず。ちょっとだけ歩くシーンもあったけれど、5月の復帰のときの舞台をテレビで拝見したときよりは、足取りなどもしっかりされていたのではないかと思います。
少しずつもとの体力を取り戻し、完全復活する日を楽しみにしています!!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 09, 2006

"新橋演舞場 五月大歌舞伎"

新橋演舞場昼の部に行ってきました。
歌舞伎座が、三年ぶりの團菊祭、団十郎復帰で盛り上がっているせいか、空席が目立ちました。

ひと夜
大正半ばの東京下町。長屋の住人の夫婦喧嘩に巻き込まれる行者の悲哀。

------------------------------
初めて見た演目だけれど、宇野信夫っぽい作品。哀愁漂うラストがなかなか良かったです。新劇でも上演されるというだけあって、歌舞伎っぽさはあんまりないけどね~。


寿式三番叟

踊りの演目はあんまり得意ではない私だけれど、去年の歌舞伎座で染五郎の松廼寿操三番叟にとても感動しました。さらに今回は亀治郎との二人三番叟ということで、とても楽しみにしていたのです。
そして、期待を裏切らない素晴らしい舞台でした。
亀治郎の踊りは初めて見たけれど、染五郎との組み合わせが絶妙!ただ、二人並ぶとどうしても染五郎に目が行ってしまう。体の大きさもさることながら、ちょっとした首の角度や目線などが本当に見事。天性のものなのかなぁ。
年齢は染五郎の方が先輩だけれど、染五郎がはじけ、亀次郎が抑え、のような雰囲気だったのが逆に面白かった。


夏祭浪花鑑
大坂の町を舞台に、魚屋団七をめぐる人間模様を描く。
ストーリーが複雑すぎてここには書ききれません(笑)。

------------------------------
コクーン歌舞伎で勘九郎&橋之助の「夏祭」を見て以来2回目。
が、今回改めて見たら、ストーリーが分かりにくいことこの上ない(苦笑)。
前回コクーンで見たときは全体的にもっと長かったので、もっと細かくいろんなものが説明されていたのでより分かりやすかったけれど、今回いろいろはしょってる上に登場人物が多すぎて、何がなんやら、という感じ。
だってね、後の場の伏線となる出来事がいくつかあったりするんだけれど、その場自体が上演されないから、この芝居だけ見ると伏線の存在意義がわかんないのです。

元々は朝から晩まで長時間上演されていた歌舞伎なので、現代のタイムテーブルにあわせて場を削ったりすると、こういうケースはよく発生する。
なので、こういうはしょってる演目は、歌舞伎に慣れてない人にはちょっと難しいかも。今回歌舞伎初めてのお友達と一緒に行ったので、ちょっとハードルの高い演目だったかな・・・ごめんね。

最後の団七と舅との切り合いのシーンも、コクーンを見た後だと泥の使い方が地味過ぎると思ってしまった~。「勘三郎やりすぎ!」と思いつつ、やはり勘三郎に感化されているのか!<私。

最後の退場のときの吉右衛門の迫力はさすがだったけど、それ以外はちょっとかったるかったかも。期待していただけに残念。

あー、私も早くこういう玄人っぽい演目が楽しめるようになりたいです!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 08, 2006

"東海道四谷怪談"

_dscf2721

公式サイトはコチラ

コクーン歌舞伎「東海道四谷怪談」南番を見てきました。ヤフオクで、幸運にも平場をゲットできたのです。
「四谷怪談」は、皆さんご存知のお岩さんの話ですが、今回の演目は、「北番」と「南番」に分かれていて、南番の方がお岩と伊右衛門の愛憎を中心にした話。北番のほうは、「忠臣蔵」の外伝としての「四谷怪談」のストーリーも含めた、四谷怪談の全体像を表す話(だと思う・・・)。

キャストとしては、以前は「いい人オーラが出すぎて、悪人になりきれないなぁ」と思ってた橋之助だけれど、すっごく悪い伊右衛門で、悪人の怖いくらいの色気がありました。迫力があって驚いた!

勘三郎のお岩さんは、もちろんはまり役なんだけれど、やっぱりTOO MUCHなのよ(苦笑)。コクーン名物の「本水」も、「そこまでやるか??」と思って最後はちょっとだれ気味。ここまで水かけなくてもよいから、その前のシーンで、提灯抜け以外の仕掛けもあると良いんだけれど。
もともと、今回の南番の方の四谷怪談のストーリーは、エンターテイメント性が強いけれど、私は最後の水がない方が話としてはすっきりしていいと思うんだけれど・・・ま、コクーンなので仕方ないのかしら・・・

そんなわけで、舞台としての完成度は高いけれど、勘三郎の異様なはしゃぎっぷりがいつもながら気になってしまったのがとても残念。

コクーン歌舞伎は3度目だけれど、最初の「夏祭」が一番良かった。あの作品は、勘三郎のはしゃぎと演目があっていたような気がする。
勘三郎、嫌いではないのだけれどね。。。

----------------------------------
私は四谷怪談自体は今回で3回目。初めて見たのは、「四谷怪談忠臣蔵」通し狂言で、今回北番のポイントである「三角屋敷」などもあってとにかく長かった・・・猿之助が体動いてない・・・しか覚えてません。。。
2回目は、歌舞伎座で(当時の)勘九郎だったけれど、今回のより私は好みだったかな。

でも、3回見て、ようやく「四谷怪談」の全貌が分かったような気がするので、もう一度古典的な演出のが見たいです。

----------------------------------
賛否両論あるこの本も、読んでみたくなりました♪

嗤う伊右衛門

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 29, 2006

シネマ歌舞伎

歌舞伎ネタ、もう一個。
こんなのもあります。

シネマ歌舞伎・鷺娘

いわゆる劇場中継みたいなの(予告編みると、編集もしてるみたいだけれど)ですが、どうでしょう?舞台の臨場感は出せるのかな?
鷺娘は、去年ナマで見てるので、去年見損なった「日高川入相花王」が見たい私です。

そういえば、劇場中継に一番向く伝統芸能は文楽だそう。確かに、客席からは、人形はアップで見えないものね~、って、文楽は見たことがありませんっ!(汗)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 28, 2006

歌舞伎座のススメ

お友達から幕見について質問されたので、私もあまり詳しくないんだけれど、簡単に説明しまーす!

歌舞伎座の座席は、桟敷席、1等席、2等席、3階A席、3階B席に分かれています。
座席の詳細については、コチラから、「施設案内」=>(1、2、3階の各)「座席表」を見てくださいね。
これらはすべて指定席になります。3階席を購入しても、1Fのきらびやかな売店で買い物でしたり、2Fのゴージャスな食堂でお食事はできます(私は、食事はしたことないけど)。
チケットは、松竹のウェブサイトや、歌舞伎座の窓口などで購入できます。


余談ですが、一昨年まで、歌舞伎座の座席は、一列目からい、ろ、は・・・と名前がついていて、「いの3番」なんてなかなか古風な座席表になっていたのですが、普通の「1列3番」などに変更されてしまいました。
外国人客の多い歌舞伎座では、一度席を立ってしまったら二度と席をみつけることができない・・・というトラブルが多かったからだそう。時代の流れとはいえ、さびしいですね。

一方、「幕見」と呼ばれる、「一幕見自由席」というのが別にあります。
これは、入り口も別で、正面入り口の左側に専用の入り口があります。
「自由席」「格安で見られる」「指定席がとれなかった興行も並べば見られる」ということで人気です。外国人客の利用も多いです。
でも、最近では自由席という側面が強いですが、ホントは一幕だけ見る席という位置づけです。
例えば・・・ちょっと時間が空いたから、一幕だけ見ようかな、とか、指定席の券も買ったけれど、お気に入りの演目は何度も見たいな!なんていう感じでしょうか?

実際、以前は、一幕分のチケットしか買えなかったのですが、入場のときに全幕分購入できるようにシステムが変更になりました。
ただ、料金は一幕ごと(演目により、一幕700円~1000円程度)で、全幕見る場合は合計料金を支払うことになりますので、全幕見るなら、3階B席の方が安いくらいの計算になります。

また、幕見は入り口も別ですが、席の場所は、4階になります。エレベーターなし!なので、急な階段をえっちらおっちら上がっていくことになります。
売店もないです。座席も、後ろ2列は立ち見になります。花道も、ホントーに前のほうしか見えません。
まあ、冷遇されてるといえば冷遇されていますが、元々の「幕見」という性格を考えると、仕方ないですね。

チケットは、当日並んでしか買えません。事前に、幕見席のチケット売り出し時間は、演目ごとにWeb上で公開されますので、それを見てから行かれるといいでしょう。
ただ、どれくらい前に行けば券が確保できるのか・・・それは演目しだいで、なんともいえないです。
去年の勘三郎襲名時の、玉三郎鷺娘+野田版研辰の討たれという超人気演目のときは、2時間前から並んでたそうです。私が先日見た、「二人椀久」は、メチャメチャ人気・・・というわけではなかったと思いますが(指定席の券はまだ残ってたし)、30分前に行ったら立ち見でした。

私は歌舞伎座と新橋演舞場でしか歌舞伎は見たことがないのですが、幕見があるのは歌舞伎座だけのようです。
幕見についての詳細は、コチラをごらんください♪


初めての歌舞伎の場合・・・
確かに一幕だけ、気軽に、お手軽な料金で見られる幕見は魅力ではあるけれど、初めて歌舞伎を見る方には、やはり1等席がおススメ。是非間近で、役者さんたちの芸を堪能していただきたいと思います!できれば1階が良いと思います。それは、花道に出てきた瞬間から見ることができるから。もうね、あの瞬間空気が変わりますよ。

さ~、歌舞伎が見たくなってきたでしょ・・・いざっ、歌舞伎座へ!
今年建て変わるという噂もあるので、行くなら今ですよっ!

あれ、簡単な説明のつもりが、長くなっちゃった・・・

| | Comments (4) | TrackBack (0)

March 27, 2006

三月大歌舞伎

楽日の夜の部「二人椀久」だけを、幕見で慌てて見に行きました。
--------------------
大阪の豪商椀屋久兵衛は、遊女松山に入れ上げて身上をつぶし、座敷牢に入れられ発狂してしまう。牢を抜け出してまどろむ椀久の前に松山が現れる。これもまた、夢の中なのか・・・
--------------------
富十郎、雀右衛門の名コンビによる踊りを、「もう一度音羽屋に伝えたい・・・」ということで、富十郎&菊之助による舞台が実現。

富十郎さんは、去年の息子さんの襲名のときに見たのが多分初めてですが、そのときはほとんど座ってるだけの役だったので、実際は今日が初めてのようなもの。身を持ち崩した豪商の、哀愁漂う姿を見事に演じていました。かなり見ごたえがあった!

そして、私の大好きなキクノスケだけれど、欠点!?と言えば、雰囲気があまりにも清潔で愛らしすぎること!なので、お姫様役や、かわいい侍女役は本当に似合っているけれど、遊女はどうかしら?とちょっと心配でしたが、今までで一番色っぽかったかも★
もちろん、この色っぽさを引き出したのが富十郎さんの見事な踊りだったと思う~。
あー、間近の席で見られなかったことが、本当に残念・・・

富十郎、雀右衛門コンビは見たことがないから比べられないけれど、そりゃ、80歳を越え、長年この踊りを踊り続けてきた雀右衛門さんに比べ、キクノスケはまだ20代ですよ。
富十郎さんだって70歳越えてるわけだし・・・
その人たちと比べちゃ、気の毒というもの。それに、私の目から見ると、キクノスケの松山もとても素晴らしかった。富十郎、雀右衛門の期待に、十二分に応えていたと思う。
そして、こうやって、先輩から後輩へと、芸が引き継がれていくところが、やっぱり歌舞伎の素晴らしいところだと思いました。

五月の団菊祭は、菊之助の保名に、海老蔵の藤娘。夜の部、今からチケット確保に走らなければっ!!

| | Comments (0) | TrackBack (0)